2021年1月1日付で、Groupe PSA JapanとグループPSAジャパン販売の代表取締役社長に木村隆之氏が就任した。木村隆之氏は2014年よりボルボ・カー・ジャパン代表取締役社長、2020年3月から12月まで同社の顧問を務めていた。
オペルブランドの日本再参入、「ステランティス」誕生に向けて
新たにGroupe PSA JapanとグループPSAジャパン販売の代表取締役社長に就任した木村隆之氏は、トヨタ自動車でキャリアをスタート、海外商品企画で欧州モデル、米国事業企画などを手がけた後、米ノースカロライナ大学にて経営学修士(MBA)を取得し、レクサス国内営業部にて人材・開発/CS責任者に就任。その後、ファーストリテイリング営業支援統括部長を経てインドネシア日産自動車社長、そしてアジア・パシフィック日産自動車兼タイ日産自動車社長を歴任。2014年よりボルボ・カー・ジャパン代表取締役社長に就任し、2020年3月から12月まで同社顧問を務めていた。
Groupe PSA JapanとグループPSAジャパン販売の代表取締役社長を務めていたアンジェロ・シモーネ氏は2020年10月に家族の事情で急遽辞任、後任としてトマ・ビルコ氏が代表取締役とマーケティング・ダイレクターを務めていた。今回の人事により、ビルコ氏はマーケティング・ダイレクターに専念する。
Groupe PSAは、プジョー、シトロエン、DS、オペル、ヴォクソールという5つのブランドと、モビリティサービスFree2Moveを持つ巨大グループで、2021年後半にオペルブランドの日本再参入を予定している。また、2021年にはフィアット・クライスラー・オートモービルズと対等合併し、新たな企業グループ「ステランティス(STELLANTIS)」へと大きく飛躍する重要な時期を迎えている。
日本のマーケットにおいても、さらなるプレゼンスの向上が求めれており、木村隆之氏の手腕に注目が集まる。