空にニコちゃんマークを描いて人々の笑顔を広げたい！
2020年9月、富士山をバックに描かれたニコちゃんマーク（Taro Imahara PATHFINDER）。
室屋義秀選手は、3次元のモータースポーツと呼ばれた「レッドブル エアレース ワールドチャンピオンシップ」に初のアジア人パイロットとして2009年から参戦し、2016年に千葉大会で初優勝。2017年にはアジア人初のアジア人の年間総合優勝（ワールドチャンピオン）に輝いた。
現在、レッドブル エアレースは終了してしまったが、室屋選手は日本国内ではエアロバティックス（曲技飛行）の啓蒙の一環として、全国各地でエアショーを展開。2020年からは、空にニコちゃんマークを描いて人々の笑顔を広げたいと「Fly for ALL」を実施している。
「うつむきがちになる状況も多い中、ほんの数分でも空を見上げることで気分がリフレッシュできて、少しでも気持ちが明るくなってもらえたら、という想いを込めてフライトします。」と語る室屋選手。
室屋義秀選手による「Extra330LC」離陸映像（PATHFINDER）
youtu.be今回のフライトは、以下のように実施される予定だ。
■実施エリア：栃木県内
■実施日（予定）：2021年3月22日（月）
※実施予備日：2021年3月23日（火）
※変更または中止になる可能性あり
■飛行ルート（予定）：
佐野市（12：03頃）→小山市（12：11頃）→栃木市（12：16頃）→鹿沼市（12：23頃）→宇都宮市（南側）（12：29頃）→宇都宮市（北側）（12：33頃）→矢板市（12：42頃）→那須塩原市（12：51頃）
上記8カ所の中心市街地上空に、室屋選手がスモークでニコちゃんマークを描く予定だ。なお、当日の天候状況等により、急遽予告なく変更または中止となる場合がある。実施の可否判断については、以下の日時に室屋義秀選手の公式ツイッターで発表される。
・第1次判断：3月20日（土）15：00頃
・第2次判断：3月21日（日）15：00頃
・最終判断：3月22日（月）9：00頃
ツイッターでハッシュタグ「#大空を見上げよう」を検索すると、2020年6月の福島県内、8月の山形県内、9月の静岡県内、10月の宮城県内での様子を見ることができる。
2020年6月、福島の空に描かれたニコちゃんマーク（PATHFINDER）。
このニコちゃんマークは、通常、地上で周囲に視界を遮るものがない状況であれば、約10km圏内の範囲で見ることができる。できれば、空が大きく開けた場所から見るといい。ビルの谷間など、空が見える範囲が狭い場所からは見えない可能性もある。
ニコちゃんマークを描く時間は、各地とも45秒〜1分くらい。高度約1万フィート（約3000m）の上空に、直径約1kmの大きさでニコちゃんマークを描く。なお、上空の交通状況によっては、時間が変わる場合もある。
「栃木県以外の人は、見ることができないの！？」とお嘆きの読者諸氏もおられるだろうが、そんな人のために室屋選手の公式YouTubeではライブ配信も予定されている。離着陸のシーンや、着陸後の室屋選手のコメントなども見られる予定だが、ライブ配信は予告なく変更・中断・中止・終了する場合がある。
