東京の玄関口であり、他の高速へ向かう休憩地にもなる高坂SA
関越自動車道で最も練馬ICに近い場所にあるSAが、高坂SA(上り)です。いわば、東京の玄関口であり、関越自動車(上り)では最後のSAになります。また、さらに10kmほど関越自動車道を東京に向かえば、圏央道との分岐となる鶴ヶ島ジャンクション(JCT)があります。
つまり、圏央道を南下すれば中央道や東名高速、逆に北上すれば東北道や常磐道、さらには東関道へ向かうことも可能。なんとも便利な立地です。さらに便利といえば、高坂SAは上りと下りの施設が徒歩で行き来することができます。1カ所で上下2つのSAが利用できる、うれしいSAなんです。
高坂SA近くにある牧場の牛乳由来スイーツ
高坂SA(上り)のおすすめスイーツは2つあります。「ぽてっとほっくりアソート」(1188円)と「加藤牧場牛乳ソフト」(350円)です。この2点の共通点は、どちらも同じ日高市にある「加藤牧場」の牛乳を使用していることです。
日高市は高坂SA(上り)の南、圏央道も通っており、牧場まではクルマで30分ほど。こちらの地で加藤牧場は50年以上の歴史を誇ります。加藤牧場のすごいところは、牧場で作ったチーズや牛乳、そしてお菓子がコンテストなどで何度も高評価を得ていること。牧場自体の評価も、もちろん抜群です。
「ぽてっとほっくりアソート」(1188円)は、そんな加藤牧場の牛乳を使ったスイートポテトです。サツマイモ味が2つ、マロン味が2つの4個入り。高坂SA(上り)限定商品で、2017年の発売以来ずっとおみやげとしてナンバー1の人気を誇るとか。牛乳も普通の牛乳ではなく、「ノンホモ牛乳」というもの。
正確には「ノン・ホモジナイズド牛乳」で、文字どおりに「ホモジナイズ」を行っていない牛乳を意味します。「ホモジナイズ」とは、超高温殺菌の時間を短縮するために、生乳に含まれる脂肪球を粉砕する処理のこと。普通の牛乳はこれを行っているのですが、「ノンホモ牛乳」はこの処理をしないため、生乳そのままの甘い風味が楽しめるのが特徴です。
実際に「ぽてっとほっくり」を食べてみると、食感のしっとりさにびっくり。さらにほんのりと牛乳の甘い香りが鼻をくすぐります。コーヒーと一緒にいただくと、甘さがさらに引き立ちますよ。
もうひとつは、フードコートのスナックコーナーで販売される「加藤牧場牛乳ソフト」(350円)。こちらは、加藤牧場の低温殺菌牛乳を使用しています。甘さが控えめで、さっぱり爽やかな風味。ソフトクリームが丸く太めになっているのもチャームポイントとか。お腹いっぱいの食後でも、ペロリといけそうな軽い味わいでした。
地元埼玉で育まれた牛乳を使ったスイーツ2点。どちらも、埼玉を味わえる楽しいものでした。(文と写真:鈴木ケンイチ)
■関越自動車道・高坂SA(上り)
●営業時間
「ショッピングコーナー」 24時間営業
「フードコート」 6:00~21:00
※コロナ禍の影響により、営業時間が変更になる場合があります。