子ども用とは思えない、マクラーレンならではのディテール
マクラーレン オートモーティブは未来のオーナーのために、子ども用玩具としてマクラーレンのライドオン(乗用玩具)を販売している。今回登場したマクラーレン GTは、以前に当Webモーターマガジンでも紹介したP1、720S、マクラーレン セナに続く、4台目のライドオンとなる。
このライドオン、スーパーカーを愛する3〜6歳の子どもたちが対象の電動カー。だが、子ども用と侮ってはいけない。未来のオーナーのために、実車並み?の目を見張る装備が標準仕様でも搭載され、しかもマクラーレンならではのディテールが細部まで再現されている。
まず、ドアは実車のように上方に開閉するディヘドラル式を採用し、乗り降りがしやすいようになっている。子どもたちの大切なアイテムを保管できる収納コンパートメントも用意されている。
ダッシュボードやステアリングホイールのデザインも、実車のイメージをうまく伝えている。キーのスタートで、マクラーレンのエンジンサウンドが鳴り響く。USBメモリーやSDカードのファイルを読み込めるインフォテインメント システムで、ドライブ中に音楽を楽しむことができ、オプションでMP4を再生できるディスプレイも装備することができるという。
ボディカラーも、バーニッシュド コッパー、シリカ ホワイト、オニキス ブラック、マクラーレン オレンジ、アマランス レッド、バートン ブルーという、鮮やかな純正カラーが6色用意されている(タイトル画像のクルマたち)。
アクセルペダルを踏み込めばエンジン音が高まってクルマが走り出し、ブレーキペダルを踏めばテールライトが光る。このライドオンで子どもたちは、クラス最軽量で最高の加速を誇るマクラーレン GTの気分を体験して、胸を高鳴らせながら冒険へと出発することだろう。
「マクラーレン GT」ライドオンのイギリス本国での価格は、オプションにもよるが163〜234ポンド(約2万4800〜約3万5600円)。子ども用の玩具としてはけっこうなプライスだが、前述の装備やディテールなど、マクラーレンらしいつくりを見れば納得してしまうだろう。
ちなみに、日本でも購入は可能だ。マクラーレン GTのオーナーはもちろん、未来のオーナーのために子ども用から・・・と考えている人は、まずは大手玩具店に尋ねてみて欲しい。