2021年7月29日、メルセデス・ベンツ日本はプレミアムミニバン「Vクラス」の先進安全運転支援システムの追加と、エクスクルーシブシートのブラッシュアップなどの一部改良を行い、同日より予約注文を開始した。

より上質に、そして使いやすくなったエクスクルーシブシート

1998年のデビュー以来、プレミアムミニバンの確固たる地位を築いてきたメルセデス・ベンツ「Vクラス」。2015年に登場した現行は3代目(2019年にフロントマスクを改良)となり、パワートレーンが2.4L直4DOHCディーゼルターボ(163ps/380Nm)+7速ATの右ハンドル仕様となるが、このたび装備の一部改良が行われた。

まずは、標準装備される先進安全運転支援システム「レーダーセーフティパッケージ」(ブラインドスポットアシスト/アクティブディスタンスアシスト ディストロニック/レーンキーピングアシスト/歩行者検知機能付アクティブブレーキアシスト)に、「リアクロストラフィックアラート」が加わったことだ。これは、並列駐車スペースからバックで出る際に、後ろを横切るクルマを検知してドライバーに注意を促すとともに、必要に応じて自動でブレーキを作動させるシステム(0~10km/h)で、さらなる安全性の向上が図られている。

コネクティッド面では、「スマートフォン連携機能」が全グレードに標準装備された。スマートフォンとのケーブル接続で、車両のメディアディスプレイでスマートフォンアプリが使用可能となるものだ。

そして最後が、「エクスクルーシブシートパッケージ」(アバンギャルド ロング、アバンギャルド エクストラロングはオプション)で採用されている2列目エクスクルーシブシートの改良。シート素材をナッパレザーへと変更し質感を高めるとともに、カップホルダーや USB ポート、スマートフォン用トレイ、小物入れが追加され、利便性が向上している。

なお、一部改良が行われたVクラスの納車は、「V220dマルコポーロ ホライズン」が2022年第1四半期、その他は2021年8月の予定となる。予約注文は、2021年7月29日より開始されている。

画像: ナッパレザー仕様となった2列目エクゼクティブシート。カップホルダーや USB ポート、スマートフォン用トレイ、小物入れも追加された。

ナッパレザー仕様となった2列目エクゼクティブシート。カップホルダーや USB ポート、スマートフォン用トレイ、小物入れも追加された。

メルセデス・ベンツVクラス ラインナップ

・V220d:791万円
・V220dアバンギャルド ロング:816万円
・V220dアバンギャルド エクストラロング:841万円
・V220dマルコポーロ ホライゾン:959万円

メルセデス・ベンツV220d主要諸元

●全長×全幅×全高:4905×1930×1930mm
●ホイールベース:3200mm
●車両重量:2320kg
●エンジン:直4DOHCディーゼルターボ
●総排気量:2142cc
●最高出力:120kW(163ps)/3800rpm
●最大トルク:380Nm/1400-2400rpm
●トランスミッション:7速AT
●駆動方式:FR
●燃料・タンク容量:軽油・70L
●WLTCモード燃費:11.4km/L
●タイヤサイズ:245/45R18
●車両価格(税込):791万円

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