ハイウエイドライブの楽しみのひとつといえば、SA(サービスエリア)やPA(パーキングエリア)での食事やおみやげだろう。今回は、新東名高速道路 NEOPASA 駿河湾沼津(上り)のグルメを紹介しよう。

駿河湾を望み、港をイメージした大型SA

画像: 海外の港をイメージしたNEOPASA 駿河湾沼津(上り)の外観。欧州風の建物となっている。

海外の港をイメージしたNEOPASA 駿河湾沼津(上り)の外観。欧州風の建物となっている。

新東名高速道路にある、NEOPASA 駿河湾沼津(上り)の「NEOPASA」とは、NEXCO中日本のSA/PAの中でも、新たな設計思想で作り上げられた施設に与えられる名称です。駿河湾沼津に関しては「新東名で唯一、海を見渡せる場所として、人・モノが集う港をイメージ」しているとか。建物にはレンガ風の装飾もあって、リゾートのような雰囲気もあります。

また、新東名を東京方面へ向かうときに最後の大型SAとなるのが、NEOPASA 駿河湾沼津(上り)です。そのため、グルメやおみやげなどのお店が非常に充実しているのも特徴です。新東名を走る人にとっては、利用率の高いSAといえるでしょう。

見て、食べて、最後に出汁! 3度楽しめる海鮮丼

そんなNEOPASA 駿河湾(上り)で注目したのが、2021年10月8日にオープンしたばかりの新店舗「おさかな丼屋 とと丸食堂」です。名称からもわかるように、いわゆる海鮮丼の専門店。メニューの価格帯は980円から、いろいろな種類の海鮮丼を用意していますが、今回オススメするのは、見た目も味も大満足の「とと丸頂上丼」(2450円)です。

画像: 真上から「とと丸頂上丼」(2450円)を見たところ。ドンブリは小さめなので、カロリーは810kcalにすぎない。

真上から「とと丸頂上丼」(2450円)を見たところ。ドンブリは小さめなので、カロリーは810kcalにすぎない。

とにかく、見た目がすごい! とはいえ、ドンブリは意外に小さめなので、高さは20cmほどにおさまっています。盛り付けのインパクトから、カロリーを気にしてしまうかもしれませんが、これで実は810kcal。ものすごいボリュームがあるわけではありません。ちょっと多いくらい・・・、いや、それなりに多いのですが、普通の人が食べきれないというほどではありません。

盛り付けられている魚は、きはだマグロ、サーモン、タイ、イナダ、ブリなど。これにキラキラのイクラとネギ、ゴマが振りかけられています。

さあ、いただきます! と、お箸(はし)をおもむろに刺身の山へ。ここで注意が必要です。雑につまむと、山崩れのように刺身がドンブリの外へこぼれてしまいます。ここは慎重な箸さばきを要求されるのです。ちょっとずつ刺身を醤油につけていただきます。いろいろな種類の味が楽しめるのですが、なかなか中のご飯までたどりつけません・・・。

そんな感じで、ニコニコと海鮮丼を食べ進め、ひと休みのついでにもうひとつの注意事項があります。それは、半分くらい食べたらご飯と刺身の残ったドンブリを、フードコートのお店へ持って行くこと。そこでドンブリに熱々の濃厚魚介出汁(だし)をかけてもらうのです。

画像: 冷たい海鮮丼が、熱々の出汁によって海鮮鍋のように変化する。クリーミーな味わいだ。

冷たい海鮮丼が、熱々の出汁によって海鮮鍋のように変化する。クリーミーな味わいだ。

この出汁が、またヤバイ! 白濁した出汁に濃厚な魚介の旨味がぎっしり詰まっているのに、まろやかな味。この出汁だけでも、ご飯1杯いけそうなおいしさです。冷たい海鮮丼が、温かい海鮮鍋になってしまうんです。見て楽しい。食べておいしい。そして最後に熱々の出汁で、さらにおいしい。3度も楽しめてしまうのが「とと丸頂上丼」です。

サービスエリアの食事としては安い価格ではありませんが、旅のひとつの目的と考えれば納得できるはず。非日常を味わうという人にオススメしたいグルメです。(文と写真:鈴木ケンイチ)

■NEOPASA 駿河湾沼津(上り)

●営業時間
「おさかな丼屋 とと丸食堂」 9:00~21:00
※コロナ禍の影響により、営業時間が変更になる場合があります。

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