2021年11月4日、グループPSAジャパンはシトロエンのコンパクトモデル「C3」に、フレンチカジュアルファッションブランド「セントジェームス」とのコラボレーションによる特別仕様車「C3 セントジェームス(SAINT JAMES)」を発表。同日より販売が開始された。

特別感を際立たせるトリコロールとセントジェームスバッジ

2019年6月に日本独自の企画として誕生した、シトロエンのコンパクトモデル「C3」の特別仕様車「C3 ×セントジェームス(C3 ×SAINT JAMES)」が、装いをあらたにグローバルモデル「C3 セントジェームス」として追加された。

フランス北部ノルマンディー地方のセントジェームス市発祥のフレンチカジュアルファッションブランド「セントジェームス」と「シトロエン」はともに100年以上の歴史を持ち、独立性、自由、開放的という価値観を共通のものとしている。そこに目をつけて、コラボレーションが行われたのが前述の「C3 ×セントジェームス」だが、その成功がフランス本国のシトロエンを触発する形となり、今回、日本だけでなくフランス(フランスの海外県を含む)やイギリス、ドイツ、オランダでも発売される運びとなったのだ。

再び日本に戻ってきたC3セントジェームスのベースは「C3 シャイン」。2021年5月に世界販売累計100万台の大台を超えるベストセラーモデルC3の上級グレードだ。

特長は、セントジェームスにインスパイアされた特別なディテールで、ルーフに青/赤/白のトリコロールとセントジェームスのロゴが入ったステッカー、そしてCピラーにもトリコロールのステッカーがあしらわれる。フロントドアのセントジェームスバッジもスペシャル感漂う。

画像: ルーフの青、赤、白のトリコロールとセントジェームスのロゴが、特別仕様車であることをアピール。

ルーフの青、赤、白のトリコロールとセントジェームスのロゴが、特別仕様車であることをアピール。

室内は、シトロエンの真骨頂である移動の快適さと居心地の快適さがより強調されている。専用装備の「ファブリック/テップレザーアドバンストコンフォートシート」は、シャインで高い評価を得ている「アドバンストコンフォートシート」をベースとする。ヘッドレストとショルダー部分をテップレザーとアクセントのファブリックで仕立てられ、赤のステッチとセントジェームスのタグがアイキャッチとなっている。

ちなみに、アドバンストコンフォートシートとは、シート生地裏に特別なフォームを追加することで、ボリュームを従来の2mmから15mmへと大幅にアップされた快適性重視のシートのことだ。

インパネは、ブラックのテップレザー(人工皮革)とホワイトのステッチ仕上げで、センターコンソールシフトレバー下にはセントジェームスのバッジが配される。C3ならではの旅行かばんの持ち手をイメージしたインナードアハンドルには、青と赤のセントジェームスのアクセントが目をひく。

ボディカラーはサーブル(ベージュ系)とブランバンキーズ(ホワイト系)の2色を設定。なお、アクティブセーフティブレーキ、LEDヘッドライト&インテリジェントハイビーム、フロント&バックソナー、バックカメラ、16インチアロイホイールなどの主要装備はシャインと同じだ。

車両価格(税込)は、272万5000円。

画像: テップレザーとファブリックの仕立てのヘッドレスト。赤いステッチとセントジェームスのタグがアクセントになっている。

テップレザーとファブリックの仕立てのヘッドレスト。赤いステッチとセントジェームスのタグがアクセントになっている。

シトロエン C3セントジェームス 主要諸元

●全長×全幅×全高:3995×1750×1495mm
●ホイールベース:2535mm
●車両重量:1160kg
●エンジン:直3 DOHCターボ
●総排気量:1199cc
●最高出力:81kW(110ps)/5500rpm
●最大トルク:205Nm/1750pm
●トランスミッション:6速AT
●駆動方式:FF
●燃料・タンク容量:プレミアム・47L
●WLTCモード燃費:17.2km/L
●タイヤサイズ:205/55R16
●車両価格:272万5000円(税込/ペイントオプション代込)

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