輸入車(外車)を高く売りたい方は必見です!輸入車は国産車と異なり、買取査定が安くなりやすいことで知られています。適正価格で売却するには、輸入車専門の買取店へ出すことが秘訣です。ここでは、輸入車を専門に扱う買取店をご紹介します。
「輸入車はリセールが不利」と聞いたことはありませんか?
一般的な中古車買取店は国産車の査定には強いですが、輸入車の査定に関しては店舗によって知識が大きく分かれます。気をつけないと、本来の価格から大きく下回る形で売買契約をしてしまう場合も。
輸入車を適正価格で売却したいなら、「専門店で査定を取ること」「査定は複数店で取ること」が大切です。専門店であれば、セールスポイントを正しく評価し、故障カ所も輸入車なりに査定してくれることが期待できます。また、複数店舗で査定を取ることで、どの程度の価格で売却できそうか、見通しの正確性が増します。
ここでは、輸入車買取のおすすめ店をご紹介し、輸入車がなぜ安い査定額なのか、そして高く売るにはどうすればよいか詳しく解説します。
輸入車(外車)の高額買取が期待できるおすすめ業者11選!
ご自身のクルマを、すでに一般の中古車買取店に査定に出した方の中には、思っていた査定額に届かなかった方も多いのではないでしょうか。
一般の中古車買取店でも輸入車の買取は行っていますが、基本的には国産車を取り合う買うことがメインのため、輸入車に関しての知識は専門店より少ないはずです。
そのため輸入車は輸入車専門店での買取査定がおすすめです。
輸入車は、輸入車専門の買取店で売却すると思いもよらない高値になることがあります。なかでもイチ押しの店舗は以下の11店です。
1.楽天Car車買取
輸入車売却でまずおすすめしたいのは、楽天Car 車買取です。
輸入車と国産車では買取価格の決定において勝手が違う面もあるため、できるだけ専門店も含めた多くの業者が参画しているサービスを選びたいところ。この点に関しては楽天Car車買取は全国2,000社以上の買取店と提携があり、その中には、輸入車専門店やディーラー、買取業界大手の買取専門店も多数含まれているため、適正な買取額がつく期待値が非常に高いです。
しかも、希望の売却価格を設定できるので、納得いかない価格で売却することを避けられます。
一括査定とは異なり、正確にはオークション形式の車買取サービスです。最終的には最高額をつけた1社とマッチングできるサービスなので、煩わしい電話営業もありません。また、出品前に、楽天Car車買取が厳選したスタッフが丁寧に車両チェックをいたしますので、不当な評価をつけられるリスクも低いのが特徴です。
入札の様子はリアルタイムに確認でき、自分のクルマの買取価格がどんどん高くなっていくライブ感が好評です。
クルマを高く売るには、複数社で査定を取ることが必須のため面倒なやり取りが発生してしまいます。なのでこういう時にこそ、電話のやりとりは楽天だけで、複数社で競り合った金額での高額買取が期待できる楽天Car車買取のオークションに出品してみてはいかがでしょうか。
2.外車バトン
続いて紹介するのは、輸入車買取専門の「外車バトン」です。年式や走行距離といったスペックばかり見て査定額を算出するのではなく、オーナーのクルマへの愛情や思い出もしっかり査定する業者として有名です。
極力コストをかけないために自社店舗を所有せず、提携店やオートオークションへ出品をしています。つまり、自社店舗で在庫として抱えるリスクより、すぐに販売できるオークションや提携工場を持つことで高く買取できる仕組みを構築しています。
外車バトンのユニークな査定方法は、愛情査定です。無料査定申し込みフォームには、愛車に注いだこだわりポイントを記入する欄が設けられており、内容によって5段階評価しています。
そして査定額は2万円から最大10万円の範囲で査定額に上乗せする仕組みを取っているので、愛車への愛情を表現できる方は一度査定依頼してみるとよいでしょう。
3.外車王
続いては20年以上のキャリアを誇る外車王です。
外車王の利用を特にお勧めしたいのは、旧車と輸入車、どちらにも当てはまる車の場合です。外車王を統括するカレント自動車は、旧車買取専門の「旧車王」も展開しており、クラシックカーの買取に強みを持っています。両者の知識を持つ外車王だからこそ「クラシックカー×輸入車」の場合は、査定候補として有力な選択肢になると言えるでしょう。
例えば、他にはないオプションを装着し、新車時にオリジナリティ溢れるクルマに仕立て上げている場合です。このようなクルマは、一般買取ではプラス査定になりにくく、下手をすると買取を断られてしまうケースさえあります。
しかし外車王であれば、オプション装備の価値を正しく判断し、適正に査定してもらえることが期待できます。
全国展開の公式パートナーのネットワークを構築しており、全国無料出張査定を行っている他、優良買取店の証であるJPUCの認定店であることも大きなポイント。
気になる方は公式サイトから査定申し込みを行ってみてはいかがでしょうか。
4.ロペライオ
続いては輸入車販売30年の営業実績と、自社販売を目的とした強気の査定が魅力のロペライオです。
クルマの査定は基準を明確化したマニュアルに沿って行うことでサービス品質を保つものですが、逆に言うとマニュアル以上の査定額を引き出すのは難しいのが現実です。
一方、ロペライオはマニュアルに頼らない総合的な査定を行うことで、多くのユーザーの信頼を集めています。
外車好きならご存じの方も多いと思いますが、YouTube「ロペライオチャンネル」も運営しており、多くの魅力ある輸入車のインプレッションを行っています。その動画を見るだけでロペライオが輸入車に特化した詳しいお店であることがわかるでしょう。
対応エリアは関東ならどこでも出張査定を行うほか、西日本ではロペライオ 西日本買取センターで買取業務を行っています。店舗に来店不要のリモート査定も行っており、その査定スピードも10分と驚きの早さです。
これにより全国の輸入車オーナーもロペライオで輸入車の買取査定が可能となっています。対応エリアは以下公式サイトにてご確認ください。
5.外車買取専門店リベラーラー(ガリバー提供)
リベラーラーは、中古車買取No1のガリバーグループの輸入車専門店で、販売だけでなく買取業務も行っています。フェラーリやポルシェ、メルセデスといった高級輸入車に特化して発足しました。
現在は、「メルセデス・ベンツ」「BMW」「アウディ」と人気のドイツプレミアムブランド3メーカーに特化した営業をしています。
リベラーラーとガリバーとの買取の違いは、リベラーラーのほうが輸入車に詳しいスタッフがいるので、オプションや特別仕様などを漏らさず査定してもらえることが期待できる点です。
発足が2013年と歴史が浅く認知度はまだまだ高いとは言えませんが、今後徐々に認知を獲得しておくであろう輸入車買取店です。
全国展開して自社で販売できる強みは、高額査定にもつながるはずです。
6.ユニバース
ユニバースは、正規輸入車ディーラーも手掛けるネクステージの輸入車買取です。
ネクステージと聞けば、国産車買取店を思い浮かべる方も多いと思いますが、ネクステージの始まりは、もともと輸入中古車販売店でスタートしたので、輸入車買取についてもかなり長い実績を持っています。
現在、ユニバースでは店舗での査定のほか、電話やWEBでの査定を受けつけていたり、LINEから愛車の情報を送るだけで概算の査定額を知ることも可能です。
7.Smart Auto
Smart Autoは、個人売買仲介システムですが、ほかの個人売買仲介システムと異なり、売買したクルマに責任もって対応してもらえることを特徴としています。
売主はクルマの売却時に透明性のある手数料を支払うだけで、後は名義変更も引き渡しも全てSmart Autoが行うのでとても簡単です。感覚的には買取店を利用しているのに近い形で、安心感を持って利用できるでしょう。
輸入車の買取では、国産車と異なりかなり買い叩かれることが多いのが現実です。その理由は、輸入車は流通量が少ないので、買取した後も売りにくいため、高く買取できません。さらに、ビンテージカーやチューニングカーは、もっと売りにくくなるため、買取は不利と言われます。
その点、Smart Autoでは、欲しい人と売りたい人をつなぐ架け橋をするとともに、クルマの情報を大手販売サイトに掲載し、問い合わせは全てSmart Autoが行うので売主への負担はありません。
また、輸入車は全てショールームで安全に管理されるので、クルマを引き渡して代理出品している間も安心でしょう。あとは買主から連絡が来れば、売買契約を結び現金をもらうだけです。
現金も必要書類が揃えば即現金引換えしてもらえるので、お金が何時までも振り込まれないなんて悩む心配もない優良業者です。
8.輸入車買取センター
輸入車買取センターは輸入車専門買取店です。岐阜県に拠点がありますが全国対応で輸入車買取をしているので、遠いからと諦める必要はありません。
遠方の方のためにオンライン査定を行っており、必要事項を愛車の画像と一緒に送信すれば、買取金額を提示してきます。あとはその金額に納得できれば売買契約するだけと非常に簡単です。
LINEから査定依頼すると出張査定はありません。すべてオンライン査定で金額が決定します。これも、輸入車の買取を長年行ってきた、輸入車買取センターだからこそ可能な査定方法でしょう。
豊富な知識とデータ、そして独自の流通ルートで面倒な立ち合いによる査定もなく、しかお高く買取するシステムなので、忙しくて買取査定に依頼する暇がない方でも利用しやすいでしょう。
9.輸入車買取専門店アウトスペック
輸入車買取専門店アウトスペックでは、輸入車の中でもエンスーな方が好むイタリア車やフランス車といったラテン系のクルマの買取に強いのが特徴です。
フィアットやアルファロメオのように、趣味性が強いクルマの場合、買取後の中古車市場のニーズが少ないため、高く買取する業者が少ないのが現状です。
それが輸入車買取専門店アウトスペックでは、買取したクルマをオークションに流すことをせず、直接自社販売しているので、その分高額買取できる仕組みです。
しかも、ワンオーナーや走行距離が少ないなど、希少な車種はプラスαの査定を提示するので、同じ車種でも付加価値が高い車種は高額査定の期待が高まるでしょう。
10.外車マスター
外車マスターでは、最短で即時買取できるほか、高値買取が自慢の買取店です。それは、輸入車専門の買取後はオークションではなく直販体制を取っているからです。
昨今、買取後の減額要求が問題になっていますが、その多くはクルマを引き揚げた後に「修復歴がみつかった」「エンジン不調が見つかった」といった理由です。
このような理由で売主に難癖をつけ、買取金額から10%から30%値下げ要求されることも多くみられますが、外車マスターでは、見つけられなかった時点でプロ失格と判断し、一切減額請求を行わない優良買取店です。
しかも、外車マスターでは、大手中古車販売グループ「ユーポス」で直販しているので、オークション相場より高く買取しています。
11.ナンバーワングループ
ナンバーワングループでは、メールや電話による査定依頼のほか、LINEを使用して査定依頼も可能です。しかも全メーカー全車種をオークションに流すことなく自社販売しているので高く買取できます。
全国どこでも買取していますが、どんなに欲しいクルマであっても無理強要してユーザーを困らせるような買取業務はしていません。
さらに、査定金額がどうしてそうなったのか、わかりやすく説明してくれるので、納得した売却ができるのも魅力と言えるでしょう。
輸入車を高く売るためのポイント3つ!
冒頭でもお伝えしている通り、一般的なクルマ買取店は、基本的には国産車をメインに扱っているため、輸入車に関しても深い査定知識があるとは限りません。ですから、輸入車を高く売るにはそれなりの工夫が必要です。
輸入車を高く買い取ってもらうには、以下4つを意識するといいでしょう。
- 必ず1度は輸入車専門店で査定をしてもらう
- できるだけ多くの査定を取る
- 清掃は丁寧に行い、荷物はキレイに降ろしておく
1.必ず一度は輸入車専門店で査定してもらう
実際のところ、輸入車は専門店に買取依頼しなければ高額査定は期待できないと言っても過言ではありません。
それは何度もお伝えしている通り、一般の買取店では輸入車に関する査定知識が十分でないケースもあるためです。
特に高級スポーツカーは、輸入中古車専門店だからどこでも高く買い取るとは限りません。また、アメリカ車やラテン系の輸入車もそれぞれに知識を持つ買取店でないと、適正な査定は難しいでしょう。
そこで、輸入車を売る場合は、必ず一度は専門店で査定を取るようにしてください。
正確な見通しができるかどうかにより査定額は変わる
では、どうして査定士の知識が査定額に直結するのか、具体的にお話しします。
買取店も商売ですから、買い取ったクルマは仕入れた額よりも高く売る必要があります。普段扱っている車種ならば、クルマの状態から相場感を容易に見通せると思いますが、これがあまり経験のないクルマだとそういうわけにはいきません。特に、何かしらの不具合と思われる部分があると、途端に査定は難しくなります。
つまり、大きなミスにならないため(大きな損失を生まないため)にも、査定額は守りに入らざるを得なくなり、これが低い査定額となってユーザーに返ってくるわけです。
一方、普段から輸入車を専門に扱っている買取店であれば、この辺の見通しをより正確に行えます。よって、必要以上に低く査定額を提示しなくていいため、適正な査定額となってユーザーに返ってくるのです。
これが、輸入車を専門店でさていを取るべき具体的な理由となります。
オプションを適正に評価してもらえるかどうかも重要
輸入車は国産車と違い豊富なオプションが用意されています。中には、オプションだけで国産の高級車が買えるようなオプションもあり、それをどう査定してもらえるのかは、オーナーにとって非常に気になるポイントでしょう。
よって、適正にオプションアップしてくれる買取店に出会えるかどうかは、非常に重要となります。
こうしたオプションを適正に評価できるかは、まさに査定士の知識によるところが大きく、専門店のほうが適正な査定が期待できる大きな理由の一つとなるでしょう。
高級スポーツカーなど趣味性の高いクルマはさらに専門店を絞る
同じ輸入車でも、高級スポーツカーなど趣味性の高い輸入車は、さらに専門店を絞ることが大切です。これらのクルマは流通台数がより少なく、専門店に知識が集約しやすいことや、よりマニアックな知識が求められるためです。
輸入車には、高級スポーツカーなど趣味性が高いクルマが数多く存在します。フェラーリやランボルギーニといった高級スポーツカーだけでなく、ラテン系のフランス車やイタリア車には数多くの特別なクルマが存在します。
輸入車を好んで購入するユーザーには、エンスーな方(熱狂的な支持者)も多く、そういった方たちは並々ならぬ情熱と深い知識を持ち合わせています。一般中古車査定では全く相手にされない輸入車の中には、専門店でマニアから探して欲しいと頼まれている輸入車も数多く存在します。
このほか、メルセデス・ベンツにはメルセデスAMG、BMWにはMモデルというように、輸入車メーカーには特別なグレードが存在します。また、その多くはスポーツ性能を高めたクルマが多く、購入層はさらに特別な方たちに絞られるため、普通の輸入車販売店ではなく、高級輸入車を扱う中古車店で相談するとよいでしょう。
2.できるだけ多くの査定を取る
専門店で査定を取るのと同じくらい重要なのが、「できるだけ多くの査定を取る」ということです。
これには2つの意味があり、まずは買い叩きを防ぐということです。お伝えしている通り、輸入車の査定は難しい部分があり、1つの買取店だけで査定をとっても、その金額が適切なのかどうかは判断が難しい面があります。
一方、複数の買取店で査定をとれば、査定額の相場がだんだんと見えてきて、どの金額帯なら納得できるか、ユーザー側も見通しが立つようになります。
また、バックオーダーを抱えている買取店に出会う確率を上げるという意味でも重要です。
輸入車は、国産車に比べて流通量が少ないので、販売店は購入希望者から、どんなクルマが欲しいか色やグレードなどの詳細情報を聞き出しています。そんな中、もし合致するクルマの査定依頼が入れば、お店としては絶対に仕入れたい思いから、通常よりも高い査定額を提示することも珍しくありません。
このような理由から、できるだけたくさんの査定額を取ってみることをおすすめします。
3.査定にはクルマをキレイにしてから臨む
買取査定では、クルマを隅々まで査定士がチェックします。その際に私物がクルマの中に多いと、適正な査定ができません。「査定時に私物には触ってはいけない」というのが通例だからです。
また、ひどく内外装が汚れていると、オーナーが本当にクルマを大切に扱ってきたのか査定士は不審に感じることにもつながります。
査定で適正に判断してもらうために、車内の私物は極力降ろしておくことと、査定当日までには内外装をキレイに掃除しておくことがポイントです。
特に内装の掃除は、普段掃除しないような細かい部分も長年の感謝の気持ちを込めながらキレイに掃除すると、見違えるようにキレイになり査定士の好感度もアップします。
特に、輸入中古車の購入を検討するユーザーの多くは、国産中古車を選ぶ購入層より内外装の状態を気にする傾向が高いので、清掃中にクルマの備品を損傷させることがないよう注意しながらキレイにしましょう。
査定額アップが期待できるオプションは?
輸入車と国産車の違いは、オプションの豊富さです。ですから、オプションを適正に査定してもらうことは、査定額に直結すると言っても過言ではありません。
一般的に、どのユーザーにも分け隔てなく好まれるオプションはオプションアップの対象となりますが、特に高級感を演出するオプションは人気が高く、具体的には以下のようなオプションです。
- カーナビ
- サンルーフ
- 本革シート
- オーディオ
1.カーナビ・・・専用規格なので高評価
カーナビは国産車も輸入車も装備されるのが当たり前になりましたが、輸入車の場合は規格が異なり、オプション品でなければ装備できない車種も多くあります。
なので、カーナビがオプションで装備されていると輸入車は高評価に繋がりやすいです。逆にカーナビを評価しない買取店はスッパリ諦めることもひとつです。
また、汎用品が取り付けられない特殊な形状をしているインパネには、メーカーオプションのカーナビしか装備できません。汎用品のカーナビが取り付けできない輸入車がオプションでカーナビを取り付けている場合は、古くても高評価になりやすいので、査定時の交渉材料となります。
2.サンルーフ・・・後付け不可のため希少価値につながる
サンルーフは高級車としてのイメージが強いので、オプションでサンルーフを設定していると高評価につながります。
輸入車を購入するユーザーは高級感を求めている場合が多く、中古車を選ぶ場合もサンルーフやムーンルーフなど特別なオプションを装備していると購入意欲が高くなることが一般的です。
そのため、買取でもサンルーフやムーンルーフは国産車に比べて高く査定されることが期待できます。こちらも交渉材料となることを覚えておくといいでしょう。
3.本革シート・・・擦れや傷がなければ高ポイント
本革シートも高級感を演出するオプションです。
輸入車の多くは本革シートが装備されていますが、本革シートをオプションで選べる車種も多くあります。そのオプションでは、シートのデザインから本革の色まで多岐にわたりますが、オプションの本革シートを適正に評価できるのが輸入車専門店です。この点においても輸入車専門店で査定をとってもらう重要性がおわかりいただけるかと思います。
ただし、本革シートといっても擦れやキズがある場合は敬遠対象となるため、大きな査定アップは期待できません。あくまで本革シートがキレイな状態であることが重要と認識しておきましょう。
4.高級オーディオ・・・純正高級オーディオなら高評価
最近の輸入車にも、高級オーディオとタイアップした車種も多く、純正で高級オーディオを装備していると査定は大幅にアップします。
車内は密閉空間なので、ツイーターや重低音を出すウーファーを数多くオプション装備している車種があります。そういった車種は、専用の高出力で高額なアンプを搭載し、50万円以上のオーディオオプション費用となっていることも珍しくないでしょう。
純正オプションの高級オーディオは、新車購入時しか装備できないアイテムも多いので、買取では評価が高くなりますが、いつまでも高いわけではありません。やはりクルマと同じように経年劣化があり値が下がることも理解しておきましょう。
そして、社外品の高級オ―ディオですが、ことらは組み合わせでオーナーの好みにできることから、嗜好性が非常に高い商品です。つまり、セットアップしたオーディオの種類で音のクオリティが異なるので、必ずしも高額になるとは限りません。
逆に、人気がない音だと値段を下げてしまう恐れもあるので、社外製の高額オーディオは取り外して中古パーツとして転売したほうが高くなります。
輸入車は高く買取されづらい?その4つの理由
輸入車は、一般的な中古車買取店では思ったほど高値が付かないことも多く、中には車名を聞いただけで断られることもあります。
輸入車が一般中古車店で敬遠される理由は様々ですが、その中でも以下の4つが大きな理由です。
- メンテナンス費用が高額だから
- 日本の交通事情に合わないから
- 市場に出すとキズや凹みが国産車よりシビアに見られるから
- 輸入車ディーラーでの下取りも業者オークションが基本なので査定は安い
理由1:メンテナンス費用が高額だから
クルマを買い取るときには、査定士がクルマの不具合を確認しながら査定します。そして不具合箇所を修理する場合、どの程度か盛り込み査定額を算出しますが、輸入車の場合はメンテナンス費用が高額になることに加え、部品代や修理費用を熟知していないことから査定が安くなる傾向です。
このほか、故障した輸入車は、修理・メンテンスにどの程度の費用がかかるか想像もつけにくいため、どんなに魅力的でも買取を断られる場合も少なくありません。
また、輸入車は展示販売するときに問題なく使用できても、展示してしばらくすると不具合が発生し、想定外の維持費がかかることもあります。そのため、一般中古車店での販売は敬遠されることが多く、買取は安くなる傾向です。
理由2:日本の交通事情に合わないから
輸入車を、国産車と同じように使用するには、不便と感じることが多くあります。特に道路の狭い日本で大柄な輸入車を運転すると、取り回しが悪いことや操作性の違いから、輸入車より国産車を選ぶ方が多いでしょう。
日本の交通事情に合ったクルマは間違いなく国産車に多いです。狭い住宅街の路地の取り回しから、狭い駐車スペースでも難なく駐車できる機能など、国産車は日本の道路を走行するために不便が無いよう設計されています。
しかし、輸入車は日本の道路事情や日本人に合わせた作り込みをしないことも多く、大多数の人に適したクルマと言い切れません。
そこに加えて、同じ車格の日本車より高額な輸入車は購入層も限られており、国産車に対してどうしても需要が少ないといえます。
理由3:市場に出すとキズや凹みが国産車よりシビアに見られるから
キズやへこみはクルマを使用していれば付いてしまうのは致し方ありません。しかし、輸入車を購入検討するユーザーは、キズやへこみにシビアです。それは国産車を選ぶユーザーより厳しい目を持っているといってもよいでしょう。
このことから、キズやへこみがある輸入車を買取に出すと、思いもよらない減額査定を言い渡される場合も少なくありません。また、キズやへこみで査定が下がるからと、自分で修理してしまうと、さらに大きく査定は下がります。
ある程度のキズやへこみは仕方ありませんが、査定は国産車よりシビアになることを理解しておきましょう。
輸入車は下取りに出しても安い?
輸入車を下取りに出して、新車で輸入車の買い替えを検討している方もいるでしょう。しかし、輸入車ディーラーに中古車展示スペースがあるからといって、輸入車の下取りが高いとはいえません。
輸入車ディーラーでは、下取したクルマを展示場に並べることはほとんどありません。というのも、輸入車ディーラーに並べる中古車は、かなり程度が良いクルマに限られるので、ほとんどの場合、業者オークションに出品しています。よって、下取査定は安くなっています。
輸入車ディーラーは、メーカーとの契約により新車を販売することに注力しています。そのため、下取して中古車で販売することに力を入れることがディーラーとして難しいことから、オークション相場での下取りになるので高い査定を強く望めません。
輸入車の買取相場
輸入車を売却するときに、買取相場を気にする方が多いでしょう。国産車であれば、買取相場はかなり多くのサイトで公開されていますが、輸入車はほとんど情報がありません。
ほとんどの方たちは、現在の買取価格を知りたいと考えていますが、実際に公開される相場は、タイムリーな相場ではないことも理解しておく必要があります。
輸入車の買取相場はあてにならない
輸入車は、同じ車種で同じ色、そして同じグレードであっても装備されるオプションが大きく異なる場合が見られます。例えば条件が全く同じ輸入車でも、オプションが異なることから、同じ車種でも相場が当てはまらないことが多いでしょう。
一般的に、国産車でも走行距離や年式の違いが大きく考慮され、同じクルマでも相場は大きく変わります。これは輸入車にも当てはまることで、クルマの使用状況によっても買取価格は異なりますから相場は目安です。
相場は一定基準のものであり現車を見なければ正確な値段は出ない
相場とは、一般的に業者オークションの落札価格が目安です。また、同じ車種で同じグレードで同じようなオプションが装備されていても、使用状況が大きく異なるので、現車を見なければ正確な相場はわかりません。
しかし、今の愛車がどの程度の買取価格か知りたい方もいるでしょう。相場は一定基準であり、クルマによっては相場よりかなり高額になる場合や、逆に信じられない安値でしか買い取られない場合もあるので、相場を見て一喜一憂する必要はありません。
輸入車の相場は大きく変動している
輸入車の相場は、国産車の相場と同じように時期により大きく変動しています。特に決算時期となる3月や9月は輸入中古車が売れることから、その前の月には相場が上がっています。逆に、夏休みやゴールデンウィークといったレジャーに動くシーズンは、クルマの売れ行きが鈍るので、その前月の買取相場はそれほど高くありません。
相場は時期により大きく変動しますが、その傾向は国産車と変わらない車種がある一方で、もっと顕著に表れる車種もあります。また、輸入車にプレミアムカーと呼ばれる新旧のクルマが数多く存在し、そういった輸入車は時期にあまり左右されない特徴もあります。ただし、プレミアムカーは、相場の変動も急激になる場合もあり、急な上昇や下落もあるので、プレミアムカーほど売り時は慎重に決めましょう。
ある程度の相場を知りたいなら日ごろからチェックを
相場を知りたい場合、日ごろから相場をチェックしていることです。輸入車の相場は、国産車と同じように変動しますが、基本的にそれほど相場の変化に違いはありません。そこで、週1回ほどチェックすることで、クルマの相場の流れがつかめてきます。
いつまでに売却するのかはっきり決め、その期日に向かって相場をチェックしていることで、大きな値下がりの前に愛車を売却できます。
そのためには、愛車と同じ相場だけでなく、愛車のライバル車の動向も同時に観察することで、相場の変動をつかみやすくなるでしょう。
輸入車(外車)買取でよくある質問
Q.輸入車(外車)を買取に出したいのですが、近くに輸入車買取店がありません。どこに連絡すればよいでしょうか。
A.輸入車買取店は都市部に集中しているので、地方で輸入車買取店が少ないケースもあります。そういった場合でも、全国無料査定を行う輸入車買取店があるので、自宅から遠くても連絡してみるとよいでしょう。
Q.輸入車の査定額に納得して契約しましたが、クルマ引き取り後に再査定して問題が見つかったので減額もしくはキャンセルするならキャンセル料を支払うよう連絡が来ました。どうすればよいでしょうか。
A.国産車でも見られる二重査定と呼ばれる行為ですが、輸入車買取ではこういった二重査定が多くみられます。契約書を確認して契約後の減額に対して記載がなければ応じる必要はありません。また、このようなトラブルを避けるために日本自動車流通研究所 JADRI加盟店に売却しましょう。
まとめ
輸入車(外車)の買取は、輸入車買取専門店でなければ適正な査定を行ってもらえません。適正に査定してもらわなければ、かなり安い買取査定額を提示されるので、一般中古車買取では損をすることになるでしょう。
しかし、輸入車買取店は専門店だからといって、すべての輸入車に詳しいとも限りません。本当に愛車のセールスポイントを正確に査定してもらうには、愛車のことを熟知している輸入車専門店で査定してもらうことです。
そして、どの店舗が愛車を高く買い取るかわからないなら、できるだけ多くの輸入中古車買取店で査定すれば高く買い取るお店が見つけられるでしょう。