新型フェアレディZの国内仕様のお披露目がいよいよ年明けに迫ってきた。脱炭素化に向けて各メーカーが新たなモビリティ戦略を提示する中、果たして日産はこの50年を超える名門ブランドのスポーツカーをどう繋げていくのか? この点を日産の内田誠社長兼CEOに訊いた。かつて、Z32フェアレディZを愛車とし、2020年9月のZプロト公開でも自らZの魅力を語った内田氏が、発売前の新型Zに寄せて、今後の日産とZへの想いを語る。ひとりの経営者として、そしてCar Guyとして、すべてのZ&日産ファンヘのメッセージを全2回にわたってお届けしよう。(インタビュアーはFANBOOK編集部 森田浩一郎/「フェアレディZ Story&History Volume.2」より)

自身が所有していたフェアレディZ(Z32)の思い出

──2020年9月のZプロトの発表の時の冒頭に、結構、インパクトのある写真(タイトル写真の背景)が出てましたけども(笑)?

内田氏:そうですね(笑)。私もあんなアロハシャツ着た写真でいいの?と思ったんですが。「Zに乗ってた」と周りに言ったら、「写真ない?」と聞かれて。それがあの時の写真です。僕は必ず土日に洗車するんですよね。キレイにしてから乗りたいから、あれはたぶん洗車した後ですね。

──あの笑顔は洗車後のご満悦な表情ということでしょうか(笑)宝物だったんですね。

内田氏:はい(笑)もうず~っと欲しかったんです。相棒みたいな感じで、毎週土日は乗っていましたね! ちなみに僕、クルマ見ながらお酒飲めるタイプで、だからガレージをガラス張りにしたかった。それでワイン飲みながら、やっぱりこの角度いいよね! って友達と話すのが好きですね。

──乗らなくてもいい。

内田氏:乗るのも楽しいですが、ピカピカになっていると嬉しいです。その時のZも、やっぱりガンメタいいな~と思ってたし。当時、まだガンメタは珍しかったんですよね。

──そうでしたね。R32 GT-Rがガンメタのイメージでしたね。

内田氏:Z32 はTバー外して後ろに入れなきゃいけないじゃないですか。ケースもあるし。あれ結構、重くて面倒くさいんだけど、必ず外して乗っていました。最初は嬉しくて。あと、やっぱりクルマを自分の一部というか、自分を表現するものだと位置付けていて・・・。若い頃って、カッコよくなりたいと思うじゃないですか。カッコよくなるにはカッコいいクルマで、というのが、どうしてもあって。

画像: テールランプにはZ32の光源デザインを取り入れている。「Heritage」を強く意識しつつ、今の新しさを込めた意匠だ。

テールランプにはZ32の光源デザインを取り入れている。「Heritage」を強く意識しつつ、今の新しさを込めた意匠だ。

内田社長兼CEOは新型Zを買うのかどうか

──なるほど。じゃあもう、今度のZは買うしかないですね。素敵なガレージもあるし。

内田氏:絶対買います! 絶対買います!! Zは当然。アリアも買いますし。他も買うぐらいの気持ちでいるのですが(笑)

──AからZまで全部並べる(笑)?

内田氏:場所があったらそうしたいですけど(笑)

──いや、でも、さっきも仰ったアリアとZが自分のガレージにあるといいですよね。EVのSUVとスポーツカー。素敵ですね。

内田氏:家族と乗るときにアリアで。Zは自分だけが楽しむという。

──やっぱりZはマニュアルで。

内田氏:マニュアルですね。やっぱりマニュアルは外せない。マニュアルだから速いわけでもないのですが。ただ自分でこう、走っている感じを体感したいと思うんです。

──新型Zは実際に乗られた?

内田氏:はい。Zも、アリアも乗りました。Zに乗って「もうちょっと音がこうならないの?」とか。そんなことを言ったりしましたけど(笑)。バイク好きだと、音にこだわるじゃないですか。「もう1オクターブ上がるといいね!」とかそんなことを。まぁでも、日本の規制がありますから。

──もし乗られるとしたら、ボディカラー的の希望はありますか? ガンメタがあるかどうか(現時点では)まだ分からないですが。

内田氏:悩みますねー。いや、コレがね。まずシンボルカラー(のイエロー)だろって言われるのですが。好きな色が多いので。

──あぁ、じゃあ7色揃えるとか。

内田氏:7色(笑)。家の中に飾るのはこの色とか、ちょっと夕方乗るには、ガンメタっぼいのがいいとかね。実は赤も好きだし。本当、色だけは悩みますよね。

──新型Zを買うと、さっきおっしゃいましたけれども、奥様からそんなマニュアルでスポーツカーなんてダメ! とかって言われないですか?

内田氏:それはクルマでは言われないです。バイクというと、さすがに言われますけど。ずっとそういうクルマに乗ってきたのを知っていますので。そういう面では、理解はあるのかな、と。妻は一緒には乗らないと言うと思いますが(笑)。(文:FANBOOK編集部 森田浩一郎/写真:井上雅行)

▶︎▶︎▶︎後編はこちら(2021年12月31日公開)

This article is a sponsored article by
''.