北米ラスベガスで開催されている世界最大級の電子機器見本市CES 2022において、車載用31インチ超ワイドディスプレイがプレビューされた。びっくりサイズの大画面を提案しているのはなんと、BMW。Amazonとのコラボで、かつてない超贅沢なエンターテインメント体験を味わわせてくれそうだ。
32:9の超ワイドディスプレイは、8Kの超高画質に対応
CES 2022で発表された「BMW シアタースクリーン」は、BMW iXの後席用に搭載することを考えてデザインされた超ワイドディスプレイだ。32:9フォーマットの31インチパノラマ仕様で、解像度は8000×2000ピクセル、最大8Kに対応している。
コンテンツプロバイダとして、車載機能としては初めてAmazon Fire TVをビルトイン。5G通信によってシームレスに接続することで、ビデオストリーミングや音楽、プログラムのダウンロードなどが自由自在だ。リアドアに組み込まれたタッチパッドのほか、ディスプレイへのタッチ操作にも対応し、多彩なコンテンツを気軽に車内で楽しむことができる。
大型モニターを楽しむための車室環境にもこだわっている。没入感を高めるために、「マイモードシアター」を用意。後席のアンビエントライトを暗くするとともにローラー式のサンブラインドを上げ、さらにスクリーン位置を最適化する。
音響面でも、超ハイレベル。著名な映画音楽作曲家であるハンス・ジマーが協力したBowers & Wilkinsダイヤモンドサラウンド・サウンドシステムの採用が、さらに圧倒的な臨場感を盛り上げてくれる。
BMW車のユーザーインターフェイスをデザインするチームが手掛けた専用グラフィックアニメーションも、ワクワク感を高めてくれる演出のひとつ。BMWシアタースクリーンが起動した瞬間から、BMW iXの後席はまさに特別なプライベートシアターに変わることだろう。