東京都と川崎市が共同で整備を進めている「多摩川スカイブリッジ」が、2022年3月12日(土)15時に開通することが発表された。

羽田空港周辺地域と京浜臨海部の連携を強化

「多摩川スカイブリッジ」は、羽田空港(羽田グローバルウイングズ)と川崎市殿町(キングスカイフロント)をつなぐ新しい橋で、その名称は2021年7月に決定していた。東京都と川崎市が2016年度から共同で整備を進めていたが、いよいよ2022年3月12日(土)の15時に開通することとなった。

この橋は、多摩川の河口側から数えて最初の橋となる。川崎市殿町のキングスカイフロントと羽田空港の羽田グローバルウイングズをつなぐ橋で、国際競争力の強化に向け、羽田空港周辺地域および京浜臨海部の連携を強化する。そして両地区の連携によるヒト・モノ・ビジネスの交流が活性化することで、多摩川両岸の成長戦略拠点の形成を支えるインフラとなる。

画像: 完成間近な多摩川スカイブリッジを川崎市側から見る。向こうに見えるのは羽田空港。

完成間近な多摩川スカイブリッジを川崎市側から見る。向こうに見えるのは羽田空港。

多摩川スカイブリッジの概要は、以下のとおりだ。

●名称:多摩川スカイブリッジ
●橋梁延長:約675m
●橋梁形式:鋼3径間連続鋼床版箱桁橋+鋼2径間連続鈑桁橋
●幅員:17.3〜21.3m
●事業費:約300億円
●事業主体:東京都、川崎市(施工主体:川崎市)
※東京都(羽田空港側)取付部は国土交通省施行

なお、多摩川スカイブリッジの通行料金は無料で、歩行者と自転車も通行可能(自転車は自転車道のみ)だが、原動機付き自転車(50cc未満)と軽車両(自転車を除く)は通行できない。

画像: 多摩川スカイブリッジの断面図。

多摩川スカイブリッジの断面図。

また、多摩川スカイブリッジの開通に伴い、2022年4月から
●大師橋駅〜天空橋駅
●浮島バスターミナル〜天空橋駅
のバス路線が川崎鶴見臨港バスによって運行される予定だ(運行時間や本数については現在調整中)。羽田空港ターミナル方面のバス路線については、現在、新型コロナウイルス感染拡大の影響で空港需要が大きく落ち込んでいることから、引き続き交通事業者と運行に向け協議を実施していくという。

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