通信でドライブ情報が常にアップデート
パイオニアの意欲作ドライビングパートナー「NP1」がデビューした。そのポイントは、新開発のモビリティAIプラットフォーム「パイオマティクス（Piomatix）」の初採用だ。
その特徴的な機能は「音声」だけでナビゲーションの操作やルート検索をでき、しかもルート案内も音声のみだということだ。「目」や「手」によって機器の操作、そして情報の確認をすることの多いドライバーにとって朗報といえるだろう。前方から目を離さず、運転に集中できるので安全面でのメリットもありそうだ。
しかも通信の常時接続により最新の地図をダウンロードしたり、音声によるルート案内や情報提供を受けることもできるのだ。自然対話型音声認識エンジンはCerence社のものだという。
ドライブレコーダー機能では、録り逃しのない「クラウドドライブレコーダー」を採用する。ほかの機能としては、車内をオンライン化するWi-Fiスポット機能（スマートフォン専用アプリ「MyNP1」から申し込み）やOTA（Over The Air）で新機能を追加・アップデートすることができる「もっとカーライフ＋＋（プラスプラス）」などが挙げられる。
音 声 だけで操作・案内する「スマート音声ナビ」機能を搭載。
「もっとカーライフ＋＋（プラスプラス）」は、新しいドライブコミュニケーションツール「ドライブコール」機能と、運転を楽しくする情報を届けてくれる「ドライブトピック」機能を搭載し、また「Amazon Alexa」の音声アシスタントも2022年春に追加される予定だ。
ちなみに「ドライブコール」機能とは、本機のカメラとマイクを利用して、車外にいる人のスマートフォンを介して、リアルタイムな情報が共有できるというもの。一方の「ドライブトピック」機能とは、時間・自車位置・地図・センサーデータの情報を組み合わせ、その時々にドライバーが興味を持つトピックを案内するというものだ。
取り付け位置は、前後一体型2カメラと車内環境に適したマイク／スピーカーシステムが小型なボディに搭載されるため、幅広い車種のフロントガラスに取り付けることができる。
ドライブレコーダーのデータはクラウドに保存されるので、録り逃しの心配がない。
パイオニア NP1 購入プラン
ベーシックプラン（通信＋サービス利用1年分付）：6万5780円
バリュープラン（通信＋サービス利用3年分付）：9万3500円
パイオニア NP1 主要諸元
本体サイズ：118（W）×36（H）×93（D）mm
取付けサイズ：118（W）×75（H）×93（D）mm
本体重量：300g
カメラ有効画素数／解像度（前後共通）：約200万画素／1920×1080p
レンズ画角（前方）：水平130度／垂直68度／対角159度
レンズ画角（後方）：水平124度／垂直65度／対角151度
レンズF値（前後共通）：F2.0
フレームレート（前方／後方）：27.0fps／16.0fps
対応記録媒体：microSDHC／microSDXC class10（8GB〜512GB）
