2022年で第13回を迎えた日本最大のクラシックカーショー「第13回ノスタルジック2デイズ 2022」(通称:N2D)が、2022年2月19〜20日の週末にパシフィコ横浜のホールにて開催された。そこで話題をさらったのは、Z432Rとともに展示されていた日産 新型フェアレディZだった。しかもこの車両、ただのZではない。

新型Zを祝して会場は歴代Zだらけ!

新型コロナウイルス蔓延の影響で2年振りの開催となった今回、初日の2月19日は開演の9時30分より前から多くのクラシックカーファンが押し寄せ、入場に1時間以上もかかるという盛況を見せた。会場は密を避けるためか、以前のブース設置より緩やかになった印象。それでも出展者は100に近い数を集め、国内外問わず、戦前からのヒストリックカーやスーパーカー、1980〜1990年代の国産スポーツカーなど、懐かしくも貴重な名車たちが一堂に会した。

画像: 新型Zを祝して会場は歴代Zだらけ!

その中でも目玉となったのは新型Zの展示。ことに先月開催された東京オートサロンで参考出品され、世界中から熱い視線を集めたオレンジ色のカスタマイズドプロトが、初代S30型のレーシングモデル・Z432Rと並べて陳列されたことも注目を集めた。

今回のN2Dのポスターにもなったメインキャラクターが「フェアレディZ」ということで、初代S30型から新型Zまで、歴代フェアレディZを並べ、それとは別にメインステージ近くのブースにオレンジの2台が展示された。

画像: 黄色の初代S30型から新型Zのプロトスペックまで、ボディカラーにイエローがなかったZ31型を除いて歴代Zがズラリと展示。全国のZカークラブやショップ&オーナーの協力を得て展示された。

黄色の初代S30型から新型Zのプロトスペックまで、ボディカラーにイエローがなかったZ31型を除いて歴代Zがズラリと展示。全国のZカークラブやショップ&オーナーの協力を得て展示された。

画像: 鮮やかなイエローの初代S30Z(右端)は千葉県にあるショップ「プリンスガレージかとり」の1969年式S30Z。オリジナルのレモンイエローに再塗装されている。詳しくは k Tube https://www.youtube.com/watch?v=zvm_RsifIbg

鮮やかなイエローの初代S30Z(右端)は千葉県にあるショップ「プリンスガレージかとり」の1969年式S30Z。オリジナルのレモンイエローに再塗装されている。詳しくは k Tube https://www.youtube.com/watch?v=zvm_RsifIbg

ちなみに、新型Zの限定モデル「プロトスペック」は、初代S30の象徴的存在であるミスターKこと片山豊氏の愛車でイエローボディのS30へのリスペクトから「イカズチイエロー」という明るいイエローを採用。これに合わせて、黄色い初代S30 Zを用意し、イエローのボディカラーを設定されていなかったZ31(シルバーを展示)を除いて、歴代Zが全国のZカークラブやオーナーの協力を得て特設コーナーで展示された。

トークショーイベントが目白押し

画像: 前回に続いてトークショーに登壇したクレイジーケンバンドの横山健氏。自身もブルーバード510やBMW2002ターボなどを駆り、レースに出場するという旧車マニアだ。トークショーの後半で「気になるクルマは?」と訊かれて、「やっぱりZですね。旧型も良いけど、新型もいいし。両方欲しいですね」と語る。このあと、ミニライブもお披露目された。

前回に続いてトークショーに登壇したクレイジーケンバンドの横山健氏。自身もブルーバード510やBMW2002ターボなどを駆り、レースに出場するという旧車マニアだ。トークショーの後半で「気になるクルマは?」と訊かれて、「やっぱりZですね。旧型も良いけど、新型もいいし。両方欲しいですね」と語る。このあと、ミニライブもお披露目された。

画像: 歴代Zと新型Zの展示に合わせて、メインステージでは日産自動車のZ担当のCPS・田村宏志氏とZ32の主任デザイナー・山下敏男氏のトークショーも催された。司会のモータージャーナリスト・竹岡圭さんとコメンテーターの片岡英明氏そっちのけで、ふたりによる熱いZ談義が展開された。

歴代Zと新型Zの展示に合わせて、メインステージでは日産自動車のZ担当のCPS・田村宏志氏とZ32の主任デザイナー・山下敏男氏のトークショーも催された。司会のモータージャーナリスト・竹岡圭さんとコメンテーターの片岡英明氏そっちのけで、ふたりによる熱いZ談義が展開された。

ショーは両日とも各種イベントが催され、初日にはクレイジーケンバンドの横山健氏をはじめ、新型ZのCPS(商品企画のリーダー)を務めた日産自動車の田村宏志氏とZ32の主任デザイナーを務めた山下敏男氏、日産ワークスドライバーとして2022年シーズンにスーパーGT500の新型Zを駆る松田次生選手、レーシングドライバーの織戸 学氏&飯田 章氏のトークショーなども催された。(文と写真:FANBOOK編集部 森田浩一郎)

画像: 出店したショップのクルマのなかでも歴代Zの数は圧倒的だった。

出店したショップのクルマのなかでも歴代Zの数は圧倒的だった。

画像: 旧車カスタム&チューンドを扱う『ノスタルジックスピード』誌の表紙を飾ったクルマの展示もレッドカーペットにてこのとおり。

旧車カスタム&チューンドを扱う『ノスタルジックスピード』誌の表紙を飾ったクルマの展示もレッドカーペットにてこのとおり。

This article is a sponsored article by
''.