新型Zを祝して会場は歴代Zだらけ!
新型コロナウイルス蔓延の影響で2年振りの開催となった今回、初日の2月19日は開演の9時30分より前から多くのクラシックカーファンが押し寄せ、入場に1時間以上もかかるという盛況を見せた。会場は密を避けるためか、以前のブース設置より緩やかになった印象。それでも出展者は100に近い数を集め、国内外問わず、戦前からのヒストリックカーやスーパーカー、1980〜1990年代の国産スポーツカーなど、懐かしくも貴重な名車たちが一堂に会した。
その中でも目玉となったのは新型Zの展示。ことに先月開催された東京オートサロンで参考出品され、世界中から熱い視線を集めたオレンジ色のカスタマイズドプロトが、初代S30型のレーシングモデル・Z432Rと並べて陳列されたことも注目を集めた。
今回のN2Dのポスターにもなったメインキャラクターが「フェアレディZ」ということで、初代S30型から新型Zまで、歴代フェアレディZを並べ、それとは別にメインステージ近くのブースにオレンジの2台が展示された。
ちなみに、新型Zの限定モデル「プロトスペック」は、初代S30の象徴的存在であるミスターKこと片山豊氏の愛車でイエローボディのS30へのリスペクトから「イカズチイエロー」という明るいイエローを採用。これに合わせて、黄色い初代S30 Zを用意し、イエローのボディカラーを設定されていなかったZ31(シルバーを展示)を除いて、歴代Zが全国のZカークラブやオーナーの協力を得て特設コーナーで展示された。
トークショーイベントが目白押し
ショーは両日とも各種イベントが催され、初日にはクレイジーケンバンドの横山健氏をはじめ、新型ZのCPS(商品企画のリーダー)を務めた日産自動車の田村宏志氏とZ32の主任デザイナーを務めた山下敏男氏、日産ワークスドライバーとして2022年シーズンにスーパーGT500の新型Zを駆る松田次生選手、レーシングドライバーの織戸 学氏&飯田 章氏のトークショーなども催された。(文と写真:FANBOOK編集部 森田浩一郎)