日産ヨーロッパとドイツ屈指のキャンピングカーメーカーが、日産プリマスターをベースに高品質なオートキャンパーを作り上げた。全長5mクラスの適度な大きさは、日本の道路事情にもフィットの予感。もしも輸入されれば、人気者になりそうだ。
アルヴェルも真っ青なこわもてLCVが、本格派のキャンパーに
今回、キャンパーにコンバートされたのは、日産が欧州エリアで発売しているLCV(ライト・コマーシャル・ビークル)「プリマスター」パネルバン。
全幅こそ2m近くあるものの、全長は5mほどからと、日本の道路事情でもなんとか使いこなせそうなサイズ感が魅力だ。2019年9月にフルモデルチェンジされたことで、アルファード/ヴェルファイアも真っ青のこわもてを手に入れている。
そんなプリマスターをベースに日産ヨーロッパが、オートキャンパー「シーサイド by デスレフ」を開発、販売を開始した。およそ90年の歴史を誇るドイツのコンストラクター「デスレフ」とのコラボで生まれた、本格派のバンコンだ。
ワンタッチでダイニングルームに。家族の団らんがどこでも楽しめる
「シーサイド by デスレフ」は、プリマスターの広々とした空間性能を活かして、最大で6人分の独立したシートを備えている。ツールを使わずに2列目以降の4席をそれぞれ取り外したり配置を変えたりすることが可能。脱着できるダイニングテーブルを用意しており、フロントシートを180度回転させると、豪華な団らんスペースが出来上がる仕立てだ。
インテリアのアップグレードメニューも、豊富。簡易キッチンは2口のガスコンロを備え、36Lの冷蔵庫も搭載される。ポップアップルーフ部も含めた快適に眠れるコンパートメントを備えるなど、ファミリーや仲間とともに快適な旅を楽しむことができそうだ。
発売元は日産ヨーロッパということで、日本への導入は今のところなさそう。だが、デスレフブランドそのものは日本に正規輸入代理店が存在している。もしも輸入されれば、大いに注目を浴びること間違いなしだ。