ライバルの動向を見ながら入念にマシンをチェック
2月23日から25日の3日間にわたって行われた第1回F1プレシーズンテストでは、各チームはニューマシンの作動をチェックした後、様々なトライをしながらペースアップ。トラブルやアクシデントに見舞われるマシンもあったが、今は問題点を洗い出している段階で、各チーム、ほぼ順調にスケジュールを終えている。
第1回F1プレシーズンテスト最終日の結果は次のとおり。メルセデスが1位と2位、レッドブルが3-4位となったが、どのチームもまだ手の内をすべて見せてはおらず、いわば手探り状態だ。
今回のテストをふまえて、ファクトリーに戻ってマシンを再設計。3月10日からバーレーン・サヒールサーキットで行われる第2回F1プレシーズンテストにのぞむことになる。3月のバーレーンでは、今回とはがらりと変わったマシンの姿を見ることになるかもしれない。いずれにせよ、第2回のテストは開幕戦と同じ舞台で行われるので、本気モードの走りが見られるはずだ。
ちなみに、今回と同じ舞台で行われた2021年のスペインGPでの決勝ベストラップタイムは1分18秒149、ポールタイムは1分16秒741。第1回F1プレシーズンテストの最終日ベストタイムは決勝ベストラップタイムの約1秒落ちとなっている。
【参考】2022年F1プレシーズンテスト(バルセロナ)最終日3日目結果(2月25日)
1位 44 L.ハミルトン(メルセデス)1:19.138(C5) 94周
2位 63 G.ラッセル(メルセデス)1:19.233(C5) 66周
3位 11 S.ペレス(レッドブル)1:19.556(C4) 74周
4位 1 M.フェルスタッペン(レッドブル)1:19.756(C3) 59周
5位 5 S.ヴェッテル(アストンマーティン・メルセデス)1:19.824(C5) 48周
6位 16 C.ルクレール(フェラーリ)1:19.831(C3) 44周
7位 55 C.サインツ(フェラーリ)1:20.072(C3) 86周
8位 23 A.アルボン(ウイリアムズ・メルセデス)1:20.318(C4) 94周
9位 6 N.ラティフィ(ウイリアムズ・メルセデス)1:20.699(C4) 13周
10位 3 D.リカルド(マクラーレン・メルセデス)1:20.790(C3) 86周
11位 4 L.ノリス(マクラーレン・メルセデス)1:20.827(C3) 52周
12位 14 F.アロンソ(アルピーヌ・ルノー)1:21.242(C3) 12周
13位 24 周冠宇(アルファロメオ・フェラーリ)1:21.939(C3) 41周
14位 10 P.ガスリー(アルファタウリ・レッドブル)1:22.469(C2) 40周
15位 9 N.マゼピン(ハース・フェラーリ)1:26.229(C3) 9周
16位77 V.ボッタス(アルファロメオ・フェラーリ)1:30.433(インターM) 10周
- 31 E.オコン(アルピーヌ・ルノー)- 22 角田裕毅(アルファタウリ・レッドブル)
- 18 L.ストロール(アストンマーティン・メルセデス)
- 47 M.シューマッハー(ハース・フェラーリ)
※カッコ内はタイヤコンパウンド。C1が最もハード、C5が最もソフト。