ハイウエイドライブの楽しみのひとつといえば、SA(サービスエリア)やPA(パーキングエリア)での食事やおみやげ。今回は伊勢自動車道・安濃(あのう)SA(上り)のグルメを紹介しよう。

伊勢自動車道の上り線で最後のSA

画像: 伊勢自動車道でいちばん北にある安濃SA(上り)。地元である、津のご当地グルメを数多く用意する。

伊勢自動車道でいちばん北にある安濃SA(上り)。地元である、津のご当地グルメを数多く用意する。

伊勢自動車道は、三重県津市の伊勢関IC/関JCTから伊勢市の伊勢ICまで、70km弱の高速道路です。今回紹介する安濃(あのう)SA(上り)は、伊勢自動車道でいちばん北にあるSAで、北側の隣にある亀山PAになると、そこは東名阪自動車道になります。

そんな安濃SA(上り)は、伊勢・志摩方面観光からの帰り道に立ち寄る人が非常に多いとか。そのためテイクアウトのお店が並ぶ「安濃横丁」は、参道をイメージした造りになっています。また、メインの建屋もウッディな雰囲気に統一されているのも特徴です。

ちなみに、下り線の安濃SAには「安濃SAの森」と呼ばれる小さな公園があり、ピクニック気分で食事を楽しんだり、愛犬と一緒に休憩する人も多いようです。

地元の食材を使ったオリジナルのラーメン

画像: 安濃SA(上り)のオリジナルメニューとなる「大内山ミルク担々麺」(880円)。

安濃SA(上り)のオリジナルメニューとなる「大内山ミルク担々麺」(880円)。

安濃SA(上り)は伊勢志摩や松阪市に近いということもあり、当然のように「伊勢うどん」や「松阪牛」関連のグルメも用意されています。こうしたメニューはたしかに定番ですが、他でも食べられるもの。そこでオススメしたいのが、安濃SA(上り)オリジナルのグルメ。それが「横丁ラーメン朝熊」が提供する「大内山ミルク担々麺」(880円)です。

このラーメンには、「大内山の牛乳」と「伊勢美稲豚」という、ふたつの地元の食材が使われています。「大内山の牛乳」は、三重県南部の大紀町大内山に設立された大内山酪農という農業組合が提供する牛乳のことです。コクがあっておいしいと大人気で、三重の誇る自慢の牛乳です。そして、もうひとつの「伊勢美稲豚」は、同じように三重県内の契約農場で育てられたブランド豚です。その名が示すようにお米を使った飼育方法を取り入れることで、あっさりとしながらも甘みのある脂を特長としています。

また、面白いのがスープです。見れば、完全に混ざっておらず、牛乳の濃い部分とそうでないところがあります。牛乳の薄いところは、しっかりと辛みがありますが、白っぽいところは、とってもマイルド。しっかりと混ぜれば、辛さが苦手という人でもおいしくいただけるのでおすすめです。逆に辛みが好きというのであれば、あまり混ぜず、そのままいただきましょう。そんな2通りの食べ方ができるんですね。

とはいえ、辛いと言っても牛乳と混ぜていますから、激辛ではありません。優しい辛さです。

画像: 「大内山ミルク担々麺」は細麺を使用。スープは牛乳を混ぜているので、コクがあってマイルドな辛さだ。

「大内山ミルク担々麺」は細麺を使用。スープは牛乳を混ぜているので、コクがあってマイルドな辛さだ。

さらに、豚肉の旨味も特筆もの。細かく挽いた豚肉をいただくため、ついつい最後の一滴まで、スープを平らげてしまう人も多いはず。細麺はノドごしもよく、ツルツルと食を進めます。コッテリ感があまりなく、あっという間に完食! ラーメンというよりも、具材の多い、スープ料理のようなグルメでした。

なお「大内山ミルク担々麺」には、第1回ハイウェイぐるめ まちなかグランプリで1位を獲得した「伊勢津からあげ」とのセットメニュー、「大内山ミルク担々麺 伊勢津からあげセット」(1240円)もあります。担々麺だけではもの足りないという人には、こちらもオススメです。(文:鈴木ケンイチ/写真:鈴木ケンイチ、NEXCO中日本/取材協力:中日本エクシス株式会社)

■伊勢自動車道・安濃SA(上り)

●営業時間
「横丁ラーメン朝熊」 7時~22時
※コロナ禍の影響により、営業時間が変更になる場合があります。

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