2022年9月27日(現地時間)、ステランティス グループのシトロエンは、新しいコーポレート ブランド アイデンティティとロゴを発表した。

10世代目のロゴは、オリジナルの楕円形ロゴを再解釈

シトロエンは、その103年の歴史におけるエキサイティングで新しい時代の到来を告げる、新しいコーポレート ブランド アイデンティティとロゴ(エンブレム)を発表した。

20世紀になろうとしたある日のこと、シトロエンの創業者であるアンドレ・シトロエンは母方の実家があるポーランドへの旅に出かけた。その途中で、彼は三角形に尖った歯面を持つ一対の歯車に出会う。このダブル・ヘリカルギアの大きな可能性に気づいたアンドレは、フランスに戻るとさまざまな用途のダブル・ヘリカルギアの生産工場を始めた。これが今日まで続くシトロエンのロゴ「ダブルシェブロン」のルーツとなった。

画像: シトロエンの歴代ロゴ。デザインは変わっても、ダブルシェブロンは不変だ。

シトロエンの歴代ロゴ。デザインは変わっても、ダブルシェブロンは不変だ。

シトロエンのロゴは、103年の歴史において何度か変更されているが、今回のロゴは10世代目となる。新しいロゴは、1919年に、アンドレ・シトロエンが最初に採用したオリジナルの楕円形ロゴを再び解釈したものだ。

この新しいコーポレート ブランド アイデンティティとロゴは、103年の歴史を誇るシトロエン ブランドにとって、エキサイティングでダイナミックな新しい時代を示すもので、eモビリティを誰もが手の届くものにするという使命を加速させながら、手頃な価格と大胆なデザイン、そして顧客のウェルビーイングを願う、シトロエン ブランドの中核的なDNAを追求するものだという。

ところで、ここのところ多くのメーカーがロゴを変更している。それも、かつては金属のエンブレムを模したような立体的なロゴを採用していたが、新しいロゴはフラットなデザインのものがほとんどだ。これは、デジタル化によりスマホなどの画面で見やすいようなデザインに変更しているというのも理由のひとつだ。

画像: 1952年式のトラクシオンアヴァン11BLでは、グリル全体がエンブレム(ロゴ)そのものだった。

1952年式のトラクシオンアヴァン11BLでは、グリル全体がエンブレム(ロゴ)そのものだった。

今回公開されたシトロエンの新しいエレガントなエンブレムは、シトロエン ブランドの変遷と進化を象徴するもので、シトロエン ファミリーにとって重要な意味を持つコンセプトカーに採用され、2022年9月にデビューする。その後、2023年半ばからグローバルの製品やコンセプトカーに徐々に採用される予定だ。

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