2022年11月11日(日本時間12日朝)、F1第21戦ブラジルGP予選がサンパウロ郊外のインテルラゴス・サーキットで行われ、ハースのケビン・マグヌッセンがポールポジションを獲得した。マグヌッセンのポールポジションは自身初、ハースとしてもチーム初となる。予選2番手はマックス・フェルスタッペン(レッドブル)、3番手はジョージ・ラッセル(メルセデス)。角田裕毅(アルファタウリ)はQ1で敗退して19番手だった。

赤旗中断と降雨が波乱の予選を演出

ブラジルGPはスプリントレースフォーマットで行われるため、金曜日の予選の前の走行はフリー走行1回目の1時間のみ。マシンのセッティングもままならない上に、直前に急な雨が降ったため、予選は難しい状況で始まった。

画像: フリー走行1回目はドライ路面、予選は雨模様の状況で行われた。

フリー走行1回目はドライ路面、予選は雨模様の状況で行われた。

Q1は各車インタミディエイトタイヤでスタートするが、急激に路面が乾き出し、「乾いているところと濡れてるところが混じりタイヤがすぐにダメになる」という微妙な状況になっていく。そしてQ1終盤には、各ドライバーが続々とソフトタイヤでタイムを更新するというスリリングな展開となった。

その後、Q2後半にかけて再び雨が降り始めて、Q3が始まる頃にはすっかり空が暗くなってきた。

Q3では各ドライバー、路面がウエットにならないうちに急いでソフトタイヤでタイムアタックに入るが、開始4分で、ラッセルが3番手タイムを出した直後にターン4でコースオフ。セッションはこれで赤旗中断となってしまう。この時点で暫定ポールはマグヌッセン、2番手はフェルスタッペンだった。

Q3は8分後に再開されたが、その間に雨足は強くなり路面はすっかり濡れて、事実上セッションは終了。マグヌッセンの自身初、ハースとしてもチーム初となるポールポジションが確定した。

画像: ポールポジションを獲得したハースのケビン・マグヌッセン。雨を予測して、Q3では真っ先にコースインした。

ポールポジションを獲得したハースのケビン・マグヌッセン。雨を予測して、Q3では真っ先にコースインした。

画像: 予選トップ3のマグヌッセン-フェルスタッペン-ラッセル。赤旗中断のきっかけを作ったラッセルが3番手。

予選トップ3のマグヌッセン-フェルスタッペン-ラッセル。赤旗中断のきっかけを作ったラッセルが3番手。

この予選は土曜日に行われるスプリントのグリッドを決めるためのもので、決勝のグリッドはスプリントの結果をもとに決定されるが、ポールポジションの称号はマグヌッセンに与えられる。

ブラジルGPのスプリント(24周)は現地11月12日16時30分(日本時間11月13日4時30分)に開始される。

2022年F1第21戦ブラジルGP予選 結果

1位 20 K.マグヌッセン(ハース・フェラーリ)1.11.674
2位 1 M.フェルスタッペン(レッドブル)1.11.877
3位 63 G.ラッセル(メルセデス) 1.12.059
4位 4 L.ノリス(マクラーレン・メルセデス) 1.12.263
5位 55 C.サインツ(フェラーリ) 1.12.357
6位 31 E.オコン(アルピーヌ・ルノー) 1.12.425
7位 14 F.アロンソ(アルピーヌ・ルノー) 1.12.504
8位 44 L.ハミルトン(メルセデス) 1.12.611
9位 11 S.ペレス(レッドブル) 1.15.601
10位 16 C.ルクレール(フェラーリ)ノータイム
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12位 10 P.ガスリー(アルファタウリ・レッドブル)
19位 22 角田裕毅(アルファタウリ・レッドブル)

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