NEXCO中日本 東京支社は、東名高速道路(以下、東名)の横浜町田インターチェンジ(IC)〜海老名ジャンクション(JCT)間の渋滞対策として進めている、横浜町田IC 下り線の加速車線の延伸工事が完成し、2022年11月19日(土)6時から運用を開始すると発表した。

延伸に合わせて新たな合流方法に変更

東名の横浜町田IC〜海老名JCT間は、1日平均13万台が通行する日本屈指の重交通区間であることに加えて、アップダウンが多いことや大和トンネルによる速度低下などの影響で、全国の高速道路の中でも渋滞が激しい箇所のひとつとなっている。

画像: 東名・横浜町田IC 下り線の加速車線を写真の赤い部分まで約0.5km延伸する。

東名・横浜町田IC 下り線の加速車線を写真の赤い部分まで約0.5km延伸する。

そこでNEXCO中日本では、既に横浜町田IC〜綾瀬スマートIC間、大和トンネル付近の上下線で付加車線設置などの工事を行い、一部は運用されている。今回、加速車線を約0.5km延伸することにより、横浜町田IC 下り線の合流部付近における渋滞の緩和が期待される。

また、加速車線延伸部の運用開始に合わせて、横浜町田IC 下り線から東名本線への合流をよりスムーズに行えるように、新たな合流方法に切り替える。

画像: 工事前(上)と工事後(下)で、合流方法を変更することで渋滞の緩和を目指す。

工事前(上)と工事後(下)で、合流方法を変更することで渋滞の緩和を目指す。

いままでは、2車線ランプが本線の同一箇所で合流しようとするため、スムーズな加速ができずに速度低下や交通の乱れが生じ、渋滞する原因のひとつとなっていた。今回の延伸後は、カラー舗装により2車線ランプを分離型とすることで、それぞれの車線でスムーズな加速が可能となり、合流部での渋滞の緩和が期待されている。

図の右側ランプは手前部での合流を、左側ランプは延伸した加速車線部での合流を案内する計画で、運用開始後はカラー舗装に従って走行されたい。

なお、NEXCO中日本では前述のように大和トンネルより東京側の区間(上り線約2km、下り線悪3km)については、一部箇所で工事着手に向けた協議を継続しており、今後、拡幅工事を進める予定だ。この区間の運用開始時期については、行程の見通しが立った段階で、あらためて発表される予定だ。(写真と図版:NEXCO中日本)

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