2022年12月7日、ステランティス ジャパンは、ジープ ラングラーの最もハードアコアなモデル「ラングラー ルビコン」に、ショートホイールベースの2ドアモデルを導入し販売を開始した。このモデルは200台の限定で、全国のジープ正規ディーラーネットワークで販売される。

専用色「レインC/C(紫色)」を含む2色のボディカラーを設定

第二次世界大戦中にアメリカ陸軍の要請で開発された4輪駆動車を起源とするジープ。この車両を開発したウィリス社が戦後に民間向けに転用して市販を開始するとアメリカで大ヒットし、以来、その圧倒的な走破性で今なお高い人気を誇っている。その中でも、ラングラーは初代軍用車両からの歴史を色濃く受け継ぐジープブランドの象徴となるモデルだ。

画像: 限定200台で登場したジープ ラングラー ルビコン 2ドア。こちらは98台が設定されるブラックC/Cのボディカラー。

限定200台で登場したジープ ラングラー ルビコン 2ドア。こちらは98台が設定されるブラックC/Cのボディカラー。

「ルビコン」は、カリフォルニア州にある過酷なオフロードコース「ルビコントレイル」からつけられた名称で、卓越した悪路走破性を誇るラングラーの中でも、ひと際高いオフロード性能を誇るモデルに与えられてきた。実際、ルビコントレイルは、過酷な開発テストが行われてきた、ジープにとっての「聖地」でもある。

今回発表された限定車「ラングラー ルビコン 2ドア」は、カタログモデルの「ラングラー アンリミテッド ルビコン」のショートホイールベースの2ドアモデル。シビアな状況下で圧倒的なトラクション性能を発揮するロックトラックフルタイム4×4システムや、フロントサスペンションのストローク量を任意に拡大できる電子制御式フロントスウェイバーディスコネクトシステム、泥濘地で高いグリップ力を発揮するマッドテレインタイヤなどを装備する。

ボディは4ドアモデルに対して全長、ホイールベースともに550mm短く、また軽量で、4ドアモデルよりもさらに悪路での走破性が高いことが特徴となっている。

パワートレーンは3.6L V型6気筒エンジン(最高出力284ps、最大トルク347Nm)に8速ATが組み合わされ、大排気量エンジンと軽量ボディの組み合わせによる力強い走りを発揮する。

装備は4ドアモデルのルビコンに準じており、LEDヘッドライトや車両前後の状況を確認できるオフロードカメラ、フロントシートヒーター付レザーシート、Apple CarPlay / Android Autoに対応したオーディオナビゲーションシステム(Uconnect )、サブウーハー付アルパイン製プレミアムスピーカーなどを標準装備する。またアダプティブクルーズコントロール(STOP機能付)のほか、ParkSenseフロント・リアパークアシスト、ParkviewTMリアバックアップカメラなどの運転支援機能も充実している。

販売台数は限定200台。ボディカラーは特別専用色「レインC/C」(紫色)が102台、人気の「ブラックC/C」が98台設定されている。車両価格は4ドアモデルの4ドアモデルのルビコンよりも61万円安い799万円となっている。

■限定車 ジープ ラングラー ルビコン 2ドア 主要諸元

●全長×全幅×全高:4320×1895×1840mm
●ホイールベース:2460mm
●車両重量:1920kg
●エンジン:V6 DOHC
●総排気量:3604cc
●最高出力:209kW(294ps)/6400rpm
●最大トルク:347Nm/4100rpm
●トランスミッション:8速AT
●駆動方式:4WD
●燃料・タンク容量:レギュラー・66L
●タイヤサイズ:LT255/75R17
●車両価格(税込):799万円

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