2023年1月14日、ついにフォーミュラEが開幕する。シーズン9は新しいシャシーの導入やレギュレーションの新たな試み、魅力的なメーカーの新規参入など話題豊富なシーズンとなる。はたして2023年シーズンはどんな戦いが繰り広げられるのか。シーズン開幕前に全5回にわたり昨シーズンからの変更点や注目ポイントをチェックする。本記事は第5回(最終回)。

4つの初開催地を含む全16戦で行われる2023年シーズン

これまでフォーミュラEのレースはヨーロッパをはじめ南アメリカ・北アメリカ、アジアなどとさまざまな地域で開催され、昨シーズン2022年は17戦が行われた。そして2023年シーズンは新たな開催地での4戦を加えて全16戦で行われる。

メキシコやサウジアラビア、ドイツ、モナコ、インドネシア、イタリア、イギリスとお馴染みの開催地は2022年シーズンと変わらないが、新たにインド・ハイデラバードやブラジル・サンパウロ、南アフリカ・ケープタウン、そしてアメリカ・ポートランドが新たな開催地として加わることとなった。

画像: 初開催の南アフリカはケープタウンスタジアムの外周を利用したレイアウトであることが発表された。

初開催の南アフリカはケープタウンスタジアムの外周を利用したレイアウトであることが発表された。

各開催地の中でも、アメリカラウンドでの注目度に関心が集まりそうだ。近年、同国はこれまでにないほど「F1」の人気が高まっており、これに伴って2023年の開催数は3つ(マイアミ/オースティン/ラスベガス)に増えている。この相乗効果でフォーミュラEの人気も高まるのではないかと期待されているのだ。

フォーミュラEにおいてはこれまでもアメリカラウンドをカレンダーに組み込まれており、2023年はセント・ピーターズバーグで行われるインディカーシリーズとの2週連続開催も検討されていた。しかしこれは叶わず、最終的にオレゴン州ポートランドが会場に選ばれた。

一方、2022年のフィナーレの場となった韓国・ソウルはオリンピックスタジアムの改修工事のため開催できないことに。代替地を探してきたがこれを断念。結果、予定されていた開催枠が1つ減ったことになる。

2023年のフォーミュラE シーズン9は1月14日(土)、メキシコのメキシコシティで開幕する。

画像: F1同様、特別な1戦として組み込まれているモナコ。フォーミュラEではモナコでもオーバーテイクが多く見られる。

F1同様、特別な1戦として組み込まれているモナコ。フォーミュラEではモナコでもオーバーテイクが多く見られる。

2023フォーミュラE世界選手権カレンダー

1月14日 Rd1 メキシコシティ(メキシコ)
1月27日 Rd2 ディルイーヤ(サウジアラビア)
1月28日 Rd3 ディルイーヤ(サウジアラビア)
2月11日 Rd4 ハイデラバード(インド)
2月25日 Rd5 ケープタウン(南アフリカ)
3月25日 Rd6 サンパウロ(ブラジル)
4月22日 Rd7 ベルリン(ドイツ)
4月23日 Rd8 ベルリン(ドイツ)
5月6日 Rd9 モナコ
6月3日 Rd10 ジャカルタ(インドネシア)
6月4日 Rd11 ジャカルタ(インドネシア)
6月24日 Rd12 ポートランド(アメリカ)
7月15日 Rd13 ローマ(イタリア)
7月16日 Rd14 ローマ(イタリア)
7月29日 Rd15 ロンドン(イギリス)
7月30日 Rd16 ロンドン(イギリス)

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