数多くのお店とサービスを擁する特別なSA
関東地方へ向かう東名高速の上りで、最後の難所となるのが箱根。曲がりくねった坂道が続きます。ですから、安全のためには、その途中にあるSAで休息を取るのがベスト。そこで、そのために用意されているのが、大型のSAとなるEXPASA足柄(上り)です。
EXPASAとは、普通のSAとPAを超える存在として「EX」がつけられた特別なSAのこと。歴史があり、規模が大きく、サービスが充実しているエリアに与えられます。つまり、EXPASA足柄(上り)は、その名にふさわしい歴史と規模、そして充実したサービスが用意されていることを意味しているのです。
この冬に登場した熱々のホットドック
そんなEXPASA足柄(上り)のおすすめテイクアウト グルメとなるのが「とろチードッグ」(750円)です。これはテイクアウト専門の「森のテラス HACONIWA(ハコニワ)山中湖」が、この冬に発売開始したばかりのメニューです。
特徴は、熱々のチーズがたっぷりとかけられていること。「とろチー」というのは、トロトロに溶けたチーズを意味していたのです。チーズは、モッツァレラとチェダーのミックス。注文ごとにフライパンで温めて、トロトロに溶かしています。また、野菜もたっぷりで、ソーセージも特大サイズ。
ガブリとかじりつけば、チーズのコクと、粗びきソーセージの旨味、そしてパンの甘みが渾然一体となって味わえます。そこでアクセントとなるのが、ピリリとしたピンクペッパー。そして、パンに含まれるクルミ。たくさんの素材の味が楽しめる、カラフルなホットドックでした。
また、「森のテラス HACONIWA」は、コーヒーも自慢です。なので、コーヒーもあわせて注文するのがオススメ。ちなみに、富士スピードウェイのレースイベントに出店することもあるとか。レースを見に行くときは、出店リストをぜひともチェックしてみましょう。
牛タンを秘伝のネギ塩とあわせたドンブリに
続いてのおすすめテイクアウトは、「牛タン丼」(1180円)。こちらを提供するのは「nikkun.cow(ニックン・ドット・カウ)」というお店。ドットコムではなく、最後がカウ(牛)になっているのがユニークで可愛らしいですね。
牛タンと聞いて、宮城県の仙台風を思い浮かべましたが、じつはまったく違ったものでした。そのレシピはオリジナルで、料理フェスなどで活躍していたお店が、このSAに進出してきたそうです。
特徴は、薄切りの牛タンに秘伝のネギ塩タレがたっぷり盛られていること。ですから、今回紹介する「牛タン丼」にも、たっぷりのネギ塩タレが載せられています。いただいてみれば、お肉は薄いけれど、プリプリな食感。これにサッパリ味のネギ塩が絶妙にマッチします。
ネギ塩は炙っているようで、まったく酸っぱくありません。牛タンの旨味を、ネギ塩が引き立てます。そして、ご飯との相性も抜群。ぐいぐいと食欲をそそる味でした。飽きることなく、あっという間に完食。お肉をさっぱりといただきたいときにオススメです。