2023年4月1日(現地時間)、F1第3戦オーストラリアGP予選がアルバートパーク・サーキットで行われ、マックス・フェルスタッペン(レッドブル)が今季2度目のポールポジションを獲得した。2番手にジョージ・ラッセル(メルセデス)、3番手にルイス・ハミルトン(メルセデス)が続いた。角田裕毅(アルファタウリ)はQ2に進出して12番手。セルジオ・ペレス(レッドブル)は予選Q1でコースアウトしてノータイムに終わった。決勝は日本時間2日14時に開始される。

メルセデスが復活、2-3番手からフェルスタッペン攻略を狙う

予選前のフリー走行の終盤に雨が降り、曇り空の下でオーストラリアGPの予選は始まった。開始時点で路面は乾いていたものの、気温16〜17度(路面温度22〜24度)と肌寒く、また雨が降り出す可能性のある微妙な状況だった。

画像: 他を寄せ付けない圧倒的な走りを見せたフェルスタッペン。ポールタイムは昨年より1.1秒も速かった。

他を寄せ付けない圧倒的な走りを見せたフェルスタッペン。ポールタイムは昨年より1.1秒も速かった。

画像: 予選の天候は曇り。雨上がりだが、まだ降雨の可能性もある微妙なコンディションで始まった。

予選の天候は曇り。雨上がりだが、まだ降雨の可能性もある微妙なコンディションで始まった。

そんな中、Q1からいきなり波乱が起こる。前戦サウジアラビアGPで優勝し、ここで連勝を狙うペレスがコースアウト。グラベルから脱出できず、Q1は残り11分44秒の時点で赤旗中断となり、ペレスはノータイムのまま決勝最後尾スタートとなった。

こうなると、フェルスタッペンのひとリ舞台。Q3では最初のアタックでトップに立つと、ライバルの懸命な追い上げをよそに、さらにタイムを更新して1分16秒732をマークしてポールポジションを決めた。

フリー走行から好調で、レッドブルの対抗馬と期待されるメルセデスが2番手、3番手。フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)が4番手で決勝レースを迎える。

角田裕毅はQ1を突破したものの、Q2での勝負どころで不運にも計量が入ってアタックのタイミングが狂い、Q3に進出できなかった。

ワンストップが最適。理論的にはミディアム→ハードが最速

決勝レースでは、フェルスタッペンとメルセデス2台の戦いが見所となりそうだ。メルセデスがラッセルとハミルトンの2台でどう揺さぶりをかけるか。とくにスタートが楽しみだ。

画像: ピレリが公開した土曜日の分析データ。

ピレリが公開した土曜日の分析データ。

タイヤを供給するピレリは、決勝レースに向けて「これまでのシミュレーションデータを基に考えると、ワンストップが最適な戦略であり、理論的にはミディアム→ハードが最速で、ソフト→ハードがわずかに遅くなります。2 ストッパーも可能ですが、その場合は、ソフトでスタートし、10周目から15周目でハードに切り替え、38 周目から 45周目でミディアムに切り替えることになるでしょう」と分析している。

2023年オーストラリアGP決勝(58周)は日本時間2日14時(現地15時)に開始される。

2023年F1第3戦オーストラリアGP予選 結果

1位 1 M.フェルスタッペン(レッドブル) 1:16.732
2位 63 G.ラッセル(メルセデス)1:16.968
3位 44 L.ハミルトン(メルセデス) 1:17.104
4位 14 F.アロンソ(アストンマーティン・メルセデス)1:17.139
5位 55 C.サインツ(フェラーリ) 1:17.270
6位 18 L.ストロール(アストンマーティン・メルセデス) 1:17.308
7位 16 C.ルクレール(フェラーリ) 1:17.369
8位 23 A.アルボン(ウイリアムズ・・メルセデス) 1:17.609
9位 10 P. ガスリー(アルピーヌ・ルノー)1:17.675
10位 27 N.ヒュルケンベルグ(ハース・フェラーリ)1:17.735
・・・・・・・・・・・・・
12位 22 角田裕毅(アルファタウリ・レッドブル)
15位 21 N.デフリース(アルファタウリ・レッドブル)
20位 11 S.ペレス(レッドブル)

This article is a sponsored article by
''.