2023年のF1グランプリも開幕から早1カ月、序盤戦を終えて少しずつ今シーズンの各チームの状況が見えてきた。しかしシーズンはまだ始まったばかり。残り19戦の戦いはどうなっていくのか。どこに注目すべきか。各チームごとに現状を見ていこう。第4回はスクーデリア・アルファタウリだ。

第3戦、第4戦で連続10位入賞を果たして2ポイント獲得

開幕4戦が終了して「1強+3強」の構図が見えてきている。「1強」とはレッドブルであり、「3強」とはアストンマーティン、メルセデス、フェラーリだ。ポイントテーブルを見ても、トップのレッドブルが180点とダントツで、4位のフェラーリ 62点と5位のマクラーレンの14点の間に大きな差があるのがわかる。

画像: ホンダRBPTのパワーユニットを搭載するアルファタウリAT04。カーナンバー21はニック・デフリース。

ホンダRBPTのパワーユニットを搭載するアルファタウリAT04。カーナンバー21はニック・デフリース。

中団グループの戦いが極めて接近しているのも今季の特徴で、4戦終えた時点ですでにすべてのチームがポイントを獲得している。

2023年F1コンストラクターズランキング(2023年F1第4戦終了時)

1位 レッドブル 180
2位 アストンマーティン 87
3位 メルセデス 76
4位 フェラーリ 62
5位 マクラーレン 14
6位 アルピーヌ 8
7位 ハース 7
8位 アルファロメオ 6
9位 アルファタウリ2
10位 ウイリアムズ 1

そんな中、角田裕毅が所属するスクーデリア・アルファタウリは開幕ダッシュに出遅れる形となってしまった。角田裕毅は第1戦、第2戦では連続11位と惜しいところでポイントを獲得できず、チームメイトのニック・デフリースは下位に低迷したままだった。

それでも角田裕毅は第4戦の予選ではQ3まで進出して8番グリッドを獲得、第3戦、第4戦決勝では連続10位入賞を果たし、チームを上昇機運に乗せている。

ただし、中団グループの争いは超接近戦で、わずかな差で上位に進出できる反面、ちょっとしたことでポイント圏外に脱落するので気が抜けないところだ。

マシン的にどこがネックになっているのか詳細は不明が、同じパワートレーンを搭載するレッドブルが快進撃を続ける一方で、スクーデリア・アルファタウリが苦戦を強いられる要因はエアロダイナミクスにあるのではないかと言われている。

スクーデリア・アルファタウリ

チーム名:スクーデリア・アルファタウリ
本拠地:ファレンツア/ イタリア
ドライバー:角田裕毅/ニック・デフリース
チーム代表:フランツ・トスト
テクニカル・ディレクター:ジョディ・エニントン
シャシ:アルファタウリAT04
パワーユニット:ホンダRBPT

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