半年だけの短期カーリースを考えている方必見です!カーリースは3年以上の長期リースが一般的ですが、現在は1か月単位で借りられる短期リースを提供するカーリース会社が多くなりました。ここでは、半年の短期カーリースの特徴と、半年だけ借りる場合のおすすめカーリース会社をご紹介します。
半年だけクルマを利用したい場合、レンタカーとカーリースどちらを選ぶのが良いか、迷う人も多いのではないでしょうか。どちらもそれぞれメリットがありますが、カーリースはお得な一手です。
例えば、クルマのナンバーが「わ」や「れ」のレンタカーとは違って、リース車は一般のナンバーと同じであること、そしてレンタカーより選べるクルマの種類が比較的に多い点はカーリースの利点でしょう。また、オプションの追加も可能な他、色もグレードも選び放題です。
なにより短期カーリースは、長期カーリースのように途中解約リスクがないため気軽に利用できるものです。また1カ月単位での契約が主流なので、事前に申し出れば違約金なしでカーリースができます。
ここでは、半年だけのおすすめ短期カーリース6社を紹介するとともに、短期カーリースの仕組みについて詳しく解説します。
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半年だけOKの短期カーリースおすすめ6社
カーリースは3年以上の長期契約をスタンダードとしますが、マンスリー契約できる短期カーリースもあります。様々なサービスの中から、おすすめ6社を以下にまとめてみました。
- ノレル
- ニコリース
- ワンコインリース
- ニチゴカーリース
- リボーン・カーリース
- KINTO ONE 解約フリープラン
ノレル
料金 | 月額1万6,280円〜 |
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リース期間 | 90日〜 ※ただし車種ごとによる |
選べる車種 | 国産車、輸入車の中古車 |
月額利用料に含まれる内容 | 車両代金、自動車税・登録費用・自賠責・自動車保険(車両保険除く) |
途中解約の可否 | 基本不可 |
任意保険 | あり ※車両保険は別途加入が必要 |
走行距離制限 | 月間2,000km ※90日契約の場合 |
ノレルは、中古車買取大手ガリバーが運営するカーリースです。ガリバーが買取した良質な中古車を90日から利用できる特徴があります。
90日ごとに契約更新することで半年間カーリースできる中古車プラン(月額1万6,280円〜)と、30日ごとに更新 or 退会できるマンスリープラン(月額3万2,780円〜)の2種類から選べます。
どちらも自動車保険(任意保険)が費用に含まれていますので、保険の手続きなしにそのまま利用開始できることは大きな魅力でしょう。
また、大手ガリバーのネットワークはさすがといったところで、中古車のラインナップも豊富です。幅広い選択肢の中からクルマを選べる点も魅力です。
マンスリープランは、5カ月までしか連続で同じクルマを利用できませんが、逆に違うクルマを1カ月ごとで乗りかえる楽しみもあります。
手続きは一貫してwebでできるので、気軽に始めたい方はこちらのサービスを覗いてみてはいかがでしょうか。
ニコリース
料金 | 月額29,000円(税込) |
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リース期間 | 1カ月〜 |
選べる車種 | 国産中古車 |
月額利用料に含まれる内容 | 法定費用(自動車税・重量税・自賠責保険)、車両償却費用、車両使用料、運用サポート費用(貸出期間中の情報管理等) |
途中解約の可否 | 可能 ※ただし1カ月分の中途解約金が発生 |
任意保険 | ユーザー自身で契約 |
走行距離制限 | 月間1,500km |
続いては、大手ニコニコレンタカーが提供する「ニコリース」です。月額29,000円(税込)から利用できるカーリースで、1カ月単位で契約が可能です。さらに最短5日間で納車が可能となるシステムを導入するなど、素早くクルマを手に入れたい人にも向いているサービスです。
ニコリースは、ニコニコレンタカーや整備工場、ガソリンスタンドなどのほか、クルマの販売まで手掛けているグループ企業なので、中古車リースといっても自社整備工場でしっかりと整備されたクルマを貸し出される安心感があります。
さらに、すべてのクルマに共通のニコリース車両保証を付けているので、万が一リース車両に不具合があった場合も、無料で修理してもらえる点も魅力です。
クルマ選びは、車格ごとに分けられた区分を選択、そこから好きな車種を選ぶ仕組みです。例えば軽自動車ならKカークラスから選ぶと、人気の軽中古車が数多くラインアップされています。
支払い方法は、クレジットカード決済を利用するので、一般的なカーリースのような審査も必要なくクルマを利用できるメリットがあります。
ワンコインリース
料金 | 月額1万5,000円〜 |
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リース期間 | 1か月〜 |
選べる車種 | 国産中古車 |
月額利用料に含まれる内容 | 自動車税、自賠責保険料、自動車重量税 |
途中解約の可否 | 可能(途中解約は日割りで料金が返金される) |
任意保険 | ご自身で加入 |
走行距離制限 | 基本なし |
ワンコインリースはその名の通り、1日500円から利用できるカーリースです。
月額では15,000円からクルマを利用できます。ただし、初期費用として名義変更費用38,000円かかることと、初期費用のみクレジットカード決済になるので注意が必要です。
低年式、過走行のクルマを扱うことが安さの秘密ですが、長く乗るわけでないのなら十分と思う人も多いのではないでしょうか。
ワンコインリースは、初めから車検が付帯した車両を貸し出しているので、半年という短期であれば車検の心配はありません。また運行に支障がないように整備をしてから貸出しているので、安心して利用できます。仮に、契約途中で故障した場合の修理費用は契約者負担になりますが、修理費用が高額で支払えない場合は、その時点で契約解除(中途解約)も可能です。
もし契約打ち切りにする場合、一般的なリース契約では中途解約金が発生しますが、ワンコインリースでは逆に日割りで利用料を返金するシステムを取っているので、中途解約リスクがありません。
さらにリース契約期限前でも自由に返却でき、その場合も日割りで利用料を返金するシステムを取っている珍しいリース会社です。
ニチゴカーリース
料金 | 1万5,000円〜 |
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リース期間 | ・軽自動車・・・1カ月〜 ・普通車・・・3カ月〜 |
選べる車種 | 国産中古車 |
月額利用料に含まれる内容 | 自動車税、自賠責保険料、自動車重量税 |
途中解約の可否 | 最短契約期間を過ぎればいつでも可能 |
任意保険 | ご自身で加入 |
走行距離制限 | 月間2,000km |
ニチゴカーリースは、カーリースとレンタカーの中間に位置するサービスとして、次のクルマが納車されるまで利用したい人や、短い期間だけクルマを利用したい人に向けたサービスです。軽自動車なら最短3営業日で納車されるので、急いでクルマを探している人にも向いています。
軽自動車なら1カ月から、普通車でも3カ月から利用可能で、最短契約月数を過ぎればいつでも解約できます。
契約方法もネットで完結する手軽さなので、自宅にいながらカーリース契約できます。あとは近くの店舗までクルマを取りに行けば完了と、とても手軽です。
現在は、関東全域のみがサービスエリアとなっていますが、その他の地域でも相談に乗ってもらえるので、気になる車種があるなら相談してみるとよいでしょう。
リボーン・カーリース
料金 | 1万6,500円〜 |
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リース期間 | 1カ月〜 |
選べる車種 | 国産中古車 |
月額利用料に含まれる内容 | 法定費用(自動車税・重量税・印紙代・自賠責保険)・整備費用・リースカー使用料 |
途中解約の可否 | 可能 ※ただし1カ月以上利用する必要あり |
任意保険 | ご自身で加入 |
走行距離制限 | なし |
リボーン・カーリースは、クルマを持つことの負担を軽減することや、気軽にカーラーフを楽しんでもらうことをキーワードに生まれたリース会社です。
1カ月以上から好きな期間をユーザーが決めて契約するシステムを導入しているので、半年だけ利用したい方に最適です。
必要最小限でカーリースできる仕組みを整えており、初回費用として軽自動車が16,500円(税込)、普通車が24,200円(税込)を初期費用として支払うと、あとは毎月16,500円(税込)からクルマを利用できます。
選べるクルマはすべて中古車となっているので、車両故障など不安に感じる人もいますが、リボーン・カーリースは、車検レベル以上の点検整備をして、さらに清掃と除菌を徹底しているので安心して利用できます。しかも、もしもの時のためにリーボーン保証が付けられているほか、車検を受ける場合はリボーン・カーリースがすべて負担するので安心です。
KINTO ONE 解約フリープラン
料金 | 1万4,740円〜 |
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リース期間 | 基本3年契約 |
選べる車種 | 国産車(トヨタ、およびレクサス) |
月額利用料に含まれる内容 | 税金・保険料・車検費用など、クルマの維持にかかる費用がすべて込み |
途中解約の可否 | 可能 |
任意保険 | 月額利用料に含まれる |
走行距離制限 | 月間1,500km |
KINTO ONEは、トヨタグループが提供するカーリースサービスで、トヨタ車やレクサス車の新車に乗れるほか、KINTOでしか乗れないクルマも手に入ります。
契約プランに解約金フリープランを設けられており、このプランに加入すると契約期間は3年ですが、いつでも解約金を支払う必要なく解約が可能なので、半年だけ利用したい場合も利用可能です。
解約金フリープランを利用するには、利用するクルマの月額5カ月分を前払いする必要がありますが、トヨタの新車に半年だけでも乗れるカーリースということを考えればかなりお得といえます。
さらに、ほかのリース会社にはあまりない、自動車保険も月額利用料に付帯しているほか、クルマに関するメンテナンスもすべて月額に含まれるため、実質初期費用と月額利用料以外は必要ありません。
もちろん、半年でクルマを返す必要もなく、気に入れば3年利用し、さらに延長も可能なので、ライフスタイルに合わせて新車に乗り継ぐことも可能でしょう。
マンスリーレンタカー vs. 半年カーリース
半年クルマを利用する方法として、マンスリーレンタカーと半年カーリースがありますが、どの程度違いがあるのか以下の5つの項目で比較してみました。
- 料金比較
- 手続きの手間の比較
- 保険の比較
- 選べる車種の比較
- 返却時の比較
料金比較
マンスリーレンタカーを提供するレンタカーの平均価格は月額約5万円ですが、カーリースなら月額2万円〜4万円台が多くなっています。料金を比較すると、明らかに短期カーリースのほうが安くなっていることがわかります。
もちろんマンスリーカーリースでも、2万円台で借りられるレンタカー会社もありますが、車種選択の幅がせまかったり、年式の古いクルマになることも多いようです。
その反面、半年カーリースなら現行モデルの中古車も格安で利用できるので、クルマの種類と料金を比べてもかなりお得に利用できると考えていいでしょう。
さらに、程度の良いクルマを利用したいと大手レンタカー会社を利用すると、1カ月の利用料が10万円、20万円を超えるプランもあり、カーリースに比べると割高感が否めません。
以上の点から、料金面ではカーリースの方が勝ると考えられます。
手続きの手間の比較
手続きの手間を、半年カーリースとマンスリーレンタカーで比較するとマンスリーレンタカーのほうが圧倒的に簡単で、契約時に運転免許証さえあれば借りられる手軽さがあります。
その理由は、車庫証明取得をはじめとする登録手続きがないからです。
その反面、半年カーリースはクルマを保有するのと同じようにナンバーを取得(登録/届出)するので、購入と同じように手続きがあり面倒です。
保険の比較
カーリースもレンタカーも自賠責保険に加入しますが、カーリースの任意保険は契約者自身で加入するのが一般的です。そのため、自動車保険の未加入リスクがないのがマンスリーレンタカーでしょう。
自動車保険は万が一の事故や盗難などに備えて加入する保険ですが、特に借りているクルマなので修理や賠償の捻出は保険会社に一任したいものです。その点、マンスリーレンタカーであれば、車両保険にも加入しているので安心感は高いです。
ただしレンタカーは免責金額を決められて、会社によって異なりますが2万〜5万円程度を事故を起こした利用者が負担することになります。また、事故を起こすと営業できなくなるのでノンオペレーションチャージが発生し、利用者負担が大きくなります。
そこでレンタカー会社では、ノンオペレーションチャージ補償制度と、免責金額補償制度を設けています。これに加入し、1日数千円程度上乗せしていれば万が一の事故の負担を利用者に課されることはありません。
一方の半年カーリース、こちらはカーリース専用の自動車保険に加入する必要があります。もちろん、普通の自動車保険のようにクルマの修理費用を補償してもらえると同時に、カーリースならではの料金を補償してくれるのです。
事故や盗難などで廃車になり、解約を余儀なくされると、解約金をカーリース会社に支払う必要がありますが、カーリース専用保険に加入すれば廃車補償で解約金も補償されるのです。ただし、この保険は利用者自ら探して契約するので、手間という面ではマンスリーレンタカーのほうが楽でしょう。
選べる車種の比較
選べるクルマの数は、半年カーリースを提供するカーリースのほうが圧倒的に多いほか、程度も良いクルマを手に入れられるはずです。
マンスリーレンタカーは、レンタカー会社が一括購入したクルマのみをレンタルしているので、どうしても利用できる車種は限られます。さらにエントリークラスのグレードであることも多いので、マンスリーレンタカーで好きなクルマ・グレードを選ぶのは難しいかもしれません。
その反面半年カーリースの場合は、車種やグレードだけでなく、ボディカラーも数ある国産中古車の中から選べます。さらに解約フリープランがあるカーリースなら新車を選ぶこともできるので、車種選択という点で断然カーリースが上だと言えるでしょう。
返却時の比較
マンスリーレンタカーとカーリースの返却で大きな違いは、「燃料満タン返しのレンタカー」、「クルマ査定による精算のリスクがあるカーリース」ということです。
カーリースは精算リスクがあると聞けばマンスリーレンタカーのほうが安心と思うかもしれません。しかし、レンタカーも不特定多数の人が利用するので禁煙やペット同乗不可という制約も多いほか、傷ついたり汚れたりすればノンオペレーションチャージを請求されます。
レンタカーは、燃料満タンで貸出してもらえるので、満タンでの返却することが基本です。もし燃料が減った状態で返却すると、営業所で割り出した燃料代を請求されるでしょう。
しかし、カーリースは燃料満タンにする必要がなく、クルマに問題がなければ返却して契約終了となります。返却の際に注意する必要はありません。
もう1点が返却場所です。レンタカーは指定の場所まで引き取りに来てくれるサービスを基本とします。この点で、リース会社まで返却に訪れるカーリースとは違います。
このように、マンスリーレンタカーも短期カーリースも一長一短ですが、どちらも約款に従い普通に使用していれば返却方法の違いに大きな差はないでしょう。
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短期半年カーリースはここがお得!5つのポイント
カーリースを半年利用する場合、長期カーリースやレンタカーにはないお得な部分がたくさんあります。その中でも以下の5つは特にお得なおすすめポイントです。
- ①マンスリーレンタカーや購入に比べて割安
- ②長期リースより早くクルマを手にできる
- ③解約金の心配がない
- ④クルマの維持費込みなので管理しやすい
- ⑤ナンバーがマイカーと同じ
①マンスリーレンタカーや購入に比べて割安
「半年だけクルマを持ちたい」というケースはややイレギュラーであるため、「どれがお得か?」の疑問にすぐ回答できる人は少ないと思います。
選択肢としてマンスリーレンタカーや、激安中古車の購入を思いつくでしょう。しかし、半年間の費用をトータルで考えると実はカーリースがお得です。
マンスリーレンタカーも1カ月単位でクルマを利用できるサービスとして便利ですが、レンタカーは短期間利用するには便利でお得なサービスです。そのため、半年ほど利用するとなると、トータルの費用はカーリースのほうが安くなるのが一般的です。
さらに、購入して半年間だけ乗って、その後売却してしまう方法もあります。この場合は、半年後のリセールバリューが良ければカーリースよりお得になることもありますが、ほとんどはカーリースで支払う月額の合計のほうが安いでしょう。
まず、レンタカーで比較した場合、1カ月の利用料は26,400円(税込)~となっており、半年で158,400円(税込)です。そして、カーリースの最安では15,000円(税込)なので半年で90,000円(税込)のみです。もちろん、初期費用として38,000円(税込)必要ですが、それを加えても128,000円(税込)ですから、カーリースのほうがかなりお得というのがわかります。
そして購入との比較ですが、新車で購入すると、車両本体価格のほかに登録諸費用もかかります。実際、登録諸費用分で半年のリース金額を上回ってしまうクルマがほとんどです。
つまり、半年クルマを持つならカーリースが一番お得に利用できるということです。
②長期リースより早くクルマを手にできる
カーリースは通常3年以上の長期リースがほとんどで、その場合は新車を手配してもらうことになるので、納期が非常に長くなります。しかし、短期の半年カーリースなら、中古車をリース車両にしているのですぐに納車されるメリットがあります。
新車の場合、メーカーや車種によりますが注文してから生産されることも多く、完成検査や登録業務を経て納車されます。納車まで数カ月、クルマによっては1年以上待つこともあるでしょう。
それが中古車を利用する短期リースなら、すでに存在するクルマの名義変更もしくは新規登録するだけで新しい契約者が使用できます。しかも軽自動車は住んでいる地域によって、車庫届の必要もなく住民票さえあればすぐに名義変更できるので、数日で納車されるのが一般的です。
もちろん普通車も、車庫証明は1週間程度で警察署から発行されるので、早ければ10日以内に納車されるでしょう。
③解約金の心配がない
カーリースで心配なことは、途中解約時の解約金ですが、短期の半年カーリースなら、1カ月ごとの契約ができるので解約金(違約金)の発生はほとんどありません。
解約金(違約金)とは、カーリースの契約をやむを得ない事情で解約するときに支払う金額ですが、半年の短期カーリースの契約のほとんどは、1カ月単位の契約を延長しながら半年継続するため、カーリース会社も解約金を設けていないことがほとんどです。
また、解約金の支払いが必要ない解約金フリープランを用意しているカーリース会社も出てきているので、そういったプランを利用すれば、短期カーリースも安心して利用できるでしょう。
④ナンバーがマイカーと同じ
レンタカーを利用する際、気になってしまう方がいるのが「ナンバー」です。ナンバープレートのひらがなが「わ」や「れ」になってしまうので、ひと目でレンタカーとわかってしまいます。気分的な問題ですが、このナンバーを避けたいという人も少なくありません。
一方カーリースはナンバーが普通のクルマと一緒ですから、こうした問題は発生しません。
リースカーがマイカーと同じナンバーになる理由は、購入と同じように陸運局に契約者を使用者として届け出をするからです。そのため、クルマの所有者はリース会社ですが、使用者は契約者となり、実質自分のクルマとして利用できます。
これと同じ仕組みにマイカーローンがあります。こちらも車検証上の所有者はローン会社で、使用者が購入者になっており、書類上は購入とまったく同じ条件になっています。
このように、法的にクルマの使用者は契約者になっているので、自分のクルマのように好きな時に自由に使えるメリットがある他、リース車かどうかは誰にもわかりません。
⑤クルマの維持費が込みなので管理がしやすい
クルマは所有すると維持費が必ずかかります。特に税金や保険料は毎年かかってくるほか、整備費用もその都度必要となってきますが、実はカーリースならこれらの費用がすべて月額利用料に含まれているので、リース料以外の出費を心配する必要はほとんどありません。
「半年だけ借りたい」というような短期カーリースの場合は、中古車リースがほとんどですから、整備面が心配になります。こうした場合、利用料に整備費用まで含まれているリースを選ぶと、より安心できるでしょう。
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短期カーリースの料金構成
短期カーリースも、通常の長期カーリースと料金構成はほどんど変わりません。主な料金構成は以下のようになっています。
- 車両価格と維持費が主な費用
- オプション料金は追加費用となる
- 任意保険は基本的に契約者が別途加入
車両価格と維持費が主な費用
短期カーリースの月額利用料に含まれる料金は、主に車両価格と契約中の車両維持費です。
車両価格は、残価設定を行い、車両価格から残価を引いた金額を月割りで算出しています。
車両維持費とは、クルマを登録する手数料や契約中にかかる自動車税・重量税、そして自賠責保険が月額費用に含まれるほか、安全・安心に乗り出するための整備費用も含まれています。
車両価格の残価設定は、中古車となる短期カーリースでも利用される場合があります。特に中古車でも高年式で低走行距離であったり中古車市場で人気車種の場合は、残価設定をする傾向があります。
逆に低年式や過走行の中古車や不人気車は中古車市場で価値がないので残価設定をせず、その時のクルマの価値から月額利用料を設定します。
これらの費用は、各カーリース会社で異なる場合が多くみられますが、その理由は短期カーリースが新車ではなく中古車を使用するからです。つまり、価格設定は提供する店舗で決めているため、同じ車種でも価格が異なります。
オプション料金は追加費用となる
カーリースも購入と同じようにオプションを契約時に設定してもらうことが可能ですが、オプションを設定すると、その分追加費用として月額利用料にプラスされます。
オプションには、カーナビやETCといった必需品が用意されています。はじめから装備されていると思う人もいますが、中古車なので必ずしもそうであるとは限りません。また、こうした装備を有料にしているカーリースもあるので、最初に確認しましょう。
任意保険は基本的に契約者が別途加入
任意保険とは、強制保険と呼ばれる自賠責保険で賄えない部分をカバーする保険なので、クルマを運転するなら加入しておきたい保険です。しかし、任意保険はその名のとおり、基本的に契約者が別途加入が必要な保険です。
もちろん、相手のケガは自賠責保険で補償されますが、限度額が決まっていることから、自賠責保険だけでは足りないこともあります。また、自賠責保険ではモノに対する補償はないので、自動車保険に加入していないと、実費で補償することになります。
基本的にカーリース料の月額利用料に自動車保険料は含まれないので、もし自動車保険への加入を検討しているなら、契約時にその旨を伝えましょう。そうすることで、月額利用料に自動車保険を含められます。
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短期半年カーリースの注意点5つ
短期半年カーリースを利用する場合、短期だからと手軽に契約できるものではありません。また、契約内容を地把握していなければ、契約中や契約満了時にこんなはずではなかったと後悔してしまうでしょう。そこで契約する前に以下の5つの注意点を確認しておきましょう。
- ①リース車両は中古車
- ②走行距離制限がある
- ③カスタムできない
- ④手続きは購入とほぼ同じなので面倒
- ⑤審査がある
①リース車両は中古車
新車の納車は、近年様々な要因から長くなっています。中には数年待たないと納車されない車種もあるほどです。
その点、半年という短期カーリースで使用されるクルマは中古車が一般的です。その理由は、短期で利用されるユーザーの多くが、利用できるまでのスピーディさを重要視しているからです。
つまり、今から半年だけ利用したいのに納車が数カ月先では、カーリースする意味がなくなってしまいます。そこで、早ければ数日で納車できる中古車を貸し出すのです。
新車を使用したい人に短期・半年カーリースは向いていないサービスだと言えます。
➁走行距離制限がある
カーリースのプランでは走行距離制限を設けられるのが一般的で、短期半年カーリースも同様に走行距離制限があります。
走行距離制限は、各カーリース会社で異なりますが、だいたい月間1,500Kmから2,000kmに設定されています。例えば月間1,500kmだった場合、半年後の返却時に9,000kmを超えていると清算金が発生します。
半年で9,000kmという距離はかなり長く、一般的な使用方法であればオーバーすることはほとんどないでしょう。しかし通勤や通院などにより1日の走行距離が多い人は走行距離制限に注意が必要です。
先ほどの1カ月(30日)1,500kmを例にして1日に走行できる距離を計算すると、50kmとなります。もし20日間出社したとすれば、通勤距離が往復75kmを超える人には不向きといえます。
また、遠出をするために短期カーリースを契約する人もいるでしょう。例えば、単身赴任からの帰省です。毎週長距離を走行して自宅に帰る場合、片道180kmを超えると月4回の帰省は難しくなります。
このように、短期半年カーリースにも走行距離制限があるので、使い方をよく考えて契約する必要があるでしょう。
③カスタムできない
短期半年カーリースでは、契約満了時に返却するので、基本的にカスタムできません。それは借りているクルマだからです。
カーリースは、短期も長期も返却が基本です。そして、返却するときに借りた時と大きくクルマが変わるようなカスタムをしていると、クルマの価値が変わってしまうことから精算金が発生します。
最後に買取るのであればカスタムも可能ですが、短期カーリースを検討する人にとって関係の薄い話でしょう。実際問題としてカスタムはできない、と捉えたほうが良いかもしれません。
④手続きは購入とほぼ同じなので面倒
短期半年カーリースは、短期間だけクルマを利用するので、購入より手続きが簡単と思っている方もいます。しかし、カーリースである以上、手続きは長期も短期も同じ。購入と同じ手続きを踏む必要があります。
カーリースの特徴は、レンタカーと異なり自分のクルマと同じように使えることなので、車検証の使用者名義も契約者になります。
そこで、書類手続きが必要となり、クルマの購入と合わせて手続きしなければなりません。この書類手続きは、普通車は印鑑証明書と車庫証明書を契約者が用意する必要があり、軽自動車は住民票と地域によって車庫の届け出が必要です。
このように購入と同じように書類を用意し、書類の用意のために契約者が市役所や警察署に出向く必要も出てきます。
⑤審査がある
カーリースは、月額利用料を確実に支払ってもらえるか確かめるため、審査が行われます。リース会社は契約者に変わり、クルマを購入して貸し出しているので、貸し倒れリスクを最小限にする必要があります。
この審査は、長期カーリースだけと思われがちですが、短期半年カーリースの場合でも審査を行うのが普通です。審査では、リース契約者の収入や雇用状況、クレジット履歴、住所や家族構成などが確認されるのが一般的ですが、審査の状況に応じて保証人を求められることもあります。
しかし、短期カーリースの場合は、クレジットカード払いを選択できる会社も登場しており、そういった会社で契約すると、クレジットカード決済になるので審査が不要となります。ただしまだ絶対数が少ないので基本は短期カーリースも審査があると思ったほうが良いでしょう。
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短期カーリースの契約で失敗しないために
短期カーリースは、短期間の利用を今すぐ始めたい方に便利ですが、急ぐあまり確認を怠ると後で後悔する恐れもあるので注意が必要です。なかでも以下の3つのポイントを契約前によく確認しましょう。
- 契約書にサインする前に約款の確認を忘れずに
- 月額利用料に含まれる内容を確認する
- 利用制限を確認する
契約書にサインする前に約款の確認を忘れずに
短期の半年カーリースでも、利用するときには契約をリース会社とかわします。そこで、契約書にサインする前に契約書に記載してある約款の確認を忘れずにしましょう。
短期カーリースは、短い期間だけクルマを借りるサービスですが、商品が高額なことと、意図しないトラブルや事故が発生する恐れもあることから、それぞれのカーリース会社で決まり事があります。
多くの場合、契約したクルマの利用方法と支払い方法、そして契約終了後の対応などについて理解を深めておくと安心です。特に半年とはいえ、利用中のトラブルなどについてどのような決め事があるか確認しておけば、不意なトラブルに巻き込まれても冷静に対処できるでしょう。
月額利用料に含まれる内容を確認する
カーリースは、月額利用料を支払いクルマを利用しますが、半年という短期間でも月額利用料に何が含まれているのか内容を確認します。
月額利用料に含まれる金額は、各カーリース会社によって異なりますが、全てが違うわけではありません。共通する部分として、車両代金、登録諸費用、各種税金、自賠責保険はどのカーリース会社でも月額利用料に含められているのが普通です。
半年という短い期間の場合、どうしても月額利用料が高くなりがちなので、初期費用が必要となるカーリース会社も少なくありません。そういった会社は、月額利用料に含めている内容が少し変わっているのでよく確認しましょう。
さらに、オプションを付帯させている場合は、月額利用料に含まれている金額に間違いがないか確認する必要もあります。
利用制限を確認する
カーリースは借りているクルマなので、どのカーリース会社でも利用制限を設けています。利用制限の内容もそれぞれ異なるので、ライフスタイルと照らし合わせて問題ないか事前に確認しましょう。
利用制限で最も多いのが走行距離制限ですが、クルマの価値を維持するために必要な制限として多くのカーリース会社が導入しています。さらに、使用目的の制限を設けているカーリースもあります。これは、自家用車として利用するならよいですが、営業用途で使用しないといったことです。
このほかにも、改造の禁止などのほか、返却時は原状回復を基本とするなど細かく利用制限をしてクルマを適正な状態に保ち、価値を一定以上落とさないような工夫が取られています。
カーリースは、自分のクルマのように利用できる便利なサービスですが、借り物であることに変わりがなく、クルマは所有者であるカーリース会社に利用制限をかける権利があることを忘れないようにしましょう。
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サポート内容を確認する
カーリース会社の多くは、サポートセンターを開設して、契約者の利便性を図っていますが、それぞれ内容が異なるのでライフスタイルと照らし合わせて自分に合っているか確認します。
半年だけクルマを利用するカーリースであっても、半年の間に何が起きるかわかりません。サポートセンターでどこまで対応してもらえるかがクルマを利用する側にとっては重要です。特にクルマを初めて利用する方や、クルマのことがわからない方などは、サポート内容を不安がなくなるまで確認しましょう。
事故や故障時の対応を確認する
事故が起きた時、自分のクルマでも動揺してしまいますが、借りているリース車ならなおさら動揺が強くなります。そこで、カーリース会社では、契約者の不安や心配をなるべく取り除くため、サポートを充実させて万が一の事故対応に当たっています。
それぞれのカーリース会社で事故や故障時の対応は異なっており、レッカーをどうするのか、修理工場や修理にかかる費用はだれが持つのかも変わります。
それらの内容は、契約書の約款にも記載されていますが、まずは契約前にサポート体制とどのようなサポートをしてもらえるのか確認すると安心です。
まとめ
半年という短期でクルマを利用したい場合、カーリースがお得です。月額一定で自分のクルマのように利用できるほか、ナンバーもレンタカーと異なり一般のクルマと同じです。
さらに、月額利用料にはクルマの経費も含まれているので、利用中に余計な出費を気にする必要がないほか、多くのクルマの中から好きなクルマを選べるメリットもあります。
ただし短期カーリースは、向き不向きがあるので、ライフプランに合わせてカーリースプランを選ぶようにするとよいでしょう。