生産終了が決定してから、さらに世界的に人気が高まる傾向に
ミリタリーモデルをルーツに1979年に登場したゲレンデヴァーゲン、後のGクラスは、デビュー以来基本コンセプトを守ったままアップデートを重ね、本格オフローダーの頂点に君臨してきた。
そんなGクラスも、いよいよフルモデルチェンジの時期を迎えようとしているが、その人気は衰えを知らず、日本でも車両が入荷するとすぐに売り切れる状況で、なかなか生産を終了できないようだ。
今回登場した限定車「メルセデスAMG G63 グランド エディション」は、1979年の初代Gモデルからの系譜の中でもアイコン的存在となっているAMG G63をベースに、 Gクラスのサクセスストーリーを象徴するモデルとして設定された。
MANUFAKTUR ナイト ブラック マグノのボディカラーに、22インチAMG鍛造ホイールやスペアタイヤ、フロントとリアなどに配されたゴールドのアクセントは、まさに「栄光のGクラス」を象徴するもの。ボンネットにはAMGのアッファルターバッハのエンブレムがカラハリゴールドマグノで飾られている。
インテリアもブラックとゴールドのコントラストで仕上げられ、シートはG Manufaktur製のブラックナッパレザーで、ここにもゴールドのステッチが施される。
「メルセデスAMG G63 グランド エディション」は1000台限定で、価格は22万8896.40ユーロ(約3600万円)からと発表されている。
ハイエンド オフローダーとしての人気を確立したモデルの30周年を記念
もうひとつの限定車「G500 ファイナルエディション」は、Gクラスのグランドフィナーレを飾るモデルで、1993年に初めて8気筒エンジンを搭載した「500 GE V8」の誕生30周年を祝う意味も込められている。「500 GE V8」はGクラスのハイエンド オフローダーとしての人気を確立したモデルとして記憶されている。
ボディカラーは、メタリック塗装のオブシディアンブラック、MANUFAKTUR塗装のオパリスホワイトマグノ、MANUFAKTUR塗装のオリーブマグノの3色をそれぞれ500台設定。合計1500台限定生産となる。
この「ファイナルエディション」には、5ツインスポークのボディ同色20インチAMGアルミホイール、外装塗装にマッチしたMANUFAKTURナッパレザーパッケージ、MANUFAKTURロゴパッケージ、Burmesterサラウンドサウンドシステムなどが装備される。
「G500 ファイナルエディション」の車両価格は19万6350ユーロ(約3100万円)からと発表されている。