2023年6月28日(現地時間)、ダイムラーAGはメルセデス・ベンツGクラスに、専用装備を備えたふたつの限定車「メルセデスAMG G63 グランドエディション」「G500 ファイナルエディション」を設定した。それぞれ1000台と1500台の限定で、日本導入が実現するかどうかは明らかになっていない。

生産終了が決定してから、さらに世界的に人気が高まる傾向に

ミリタリーモデルをルーツに1979年に登場したゲレンデヴァーゲン、後のGクラスは、デビュー以来基本コンセプトを守ったままアップデートを重ね、本格オフローダーの頂点に君臨してきた。

画像: メルセデスAMG G63 グランドエディション。MANUFAKTURナイトブラックマグノのボディカラーに、ゴールドカラーのディテールがエキサイティング。

メルセデスAMG G63 グランドエディション。MANUFAKTURナイトブラックマグノのボディカラーに、ゴールドカラーのディテールがエキサイティング。

そんなGクラスも、いよいよフルモデルチェンジの時期を迎えようとしているが、その人気は衰えを知らず、日本でも車両が入荷するとすぐに売り切れる状況で、なかなか生産を終了できないようだ。

今回登場した限定車「メルセデスAMG G63 グランド エディション」は、1979年の初代Gモデルからの系譜の中でもアイコン的存在となっているAMG G63をベースに、 Gクラスのサクセスストーリーを象徴するモデルとして設定された。

MANUFAKTUR ナイト ブラック マグノのボディカラーに、22インチAMG鍛造ホイールやスペアタイヤ、フロントとリアなどに配されたゴールドのアクセントは、まさに「栄光のGクラス」を象徴するもの。ボンネットにはAMGのアッファルターバッハのエンブレムがカラハリゴールドマグノで飾られている。

インテリアもブラックとゴールドのコントラストで仕上げられ、シートはG Manufaktur製のブラックナッパレザーで、ここにもゴールドのステッチが施される。

「メルセデスAMG G63 グランド エディション」は1000台限定で、価格は22万8896.40ユーロ(約3600万円)からと発表されている。

画像: メルセデスAMG G63 グランドエディションのインテリア。G クラスのサクセスストーリーを象徴するモデルとして設定された。

メルセデスAMG G63 グランドエディションのインテリア。G クラスのサクセスストーリーを象徴するモデルとして設定された。

ハイエンド オフローダーとしての人気を確立したモデルの30周年を記念

画像: G500をベースに、1500台限定で設定された「G500 ファイナルエディション」。

G500をベースに、1500台限定で設定された「G500 ファイナルエディション」。

もうひとつの限定車「G500 ファイナルエディション」は、Gクラスのグランドフィナーレを飾るモデルで、1993年に初めて8気筒エンジンを搭載した「500 GE V8」の誕生30周年を祝う意味も込められている。「500 GE V8」はGクラスのハイエンド オフローダーとしての人気を確立したモデルとして記憶されている。

ボディカラーは、メタリック塗装のオブシディアンブラック、MANUFAKTUR塗装のオパリスホワイトマグノ、MANUFAKTUR塗装のオリーブマグノの3色をそれぞれ500台設定。合計1500台限定生産となる。

この「ファイナルエディション」には、5ツインスポークのボディ同色20インチAMGアルミホイール、外装塗装にマッチしたMANUFAKTURナッパレザーパッケージ、MANUFAKTURロゴパッケージ、Burmesterサラウンドサウンドシステムなどが装備される。

「G500 ファイナルエディション」の車両価格は19万6350ユーロ(約3100万円)からと発表されている。

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