世界限定300台、日本での販売台数は20台
アルピーヌF1のエンストン工場と、A110S エンストンのイメージ。
アルピーヌ A110は、1970年代にラリーなどで活躍した同名の名車をインスパイアして現代に甦らせたミッドシップスポーツカーだ。
今回の限定車に名づけられた「エンストン（ENSTONE）」とは、イギリスにあるアルピーヌF1チームのシャシ製造工場の名だ。ここでシャシを製造し、フランスのヴィリシャティオンにある工場で、エンジンの開発とアッセンブリーを行っている。
A110S エンストンはハイパワー版のA110Sをベースに、エンストン工場が長年培ってきたF1マシンに欠かせないカーボンパーツの高度な成型技術とノウハウを活用されている。アルピーヌF1マシンと同じカーボン素材を使用して、エンストン工場内で製造されたメーターバイザーとセンターコンソールを装備しているのだ。
さらに、グレーステッチが施されたブラックマイクロファイバーのステアリングホイール、ルーフライニング、ダッシュボード、専用ロゴ入りサベルト製の軽量モノコックバケットシート、カーボンエンブレム付きドアトリム、そしてシリアルナンバー付きの限定車専用プレートなどを専用装備する。
エクステリアでは、ノワールマット（つや消し黒）の専用ルーフとルーフアーチ、ブラックの18インチホイール「GTレース」、そしてシルバーのブレーキキャリパーがシャープな印象をいっそう際立たせる。
専用装備をふんだんに採用した、A110S エンストンのコクピット。
世界限定300台のうち、日本では20台が限定発売される。ハンドル位置（左／右）、2色のボディカラー（グリ トネール マット、アルジャン メルキュール マット）、3つのエクステリアオプション（専用ユニオンジャックルーフデカール、カーボンルーフ、エアロキット：いずれも有料オプション）が選択でき、32通りもの組み合わせの中から、好みに応じた1台をオーダーすることができる。
パワートレーンはベース車のA110Sと同じ、最高出力300psと最大トルク340Nmを発生する1.8Lの直4ターボエンジンと電子制御7速DCTを搭載し、0→100km／h加速は4.2秒、最高速度は275km／hに達する（いずれもオプションのエアロキット装着時）。
車両価格は1250万円。2023年9月21日（木）から10月15日（日）まで、アルピーヌ正規販売店で購入申込みを受付ける。ただし、申込みが販売台数を超えた場合は抽選となる。
世界限定300台のうち、日本では20台が限定発売される。
アルピーヌ A110S エンストン 主要装備（◎は専用装備）
◎ルーフ、ルーフアーチ（ノワールマット）
◎カーボンエンブレム
●18インチ アロイホイール（マットブラック）： GT RACE
●ライトグレー キャリパー
◎アルピーヌF1チーム エンストン工場製カーボンパーツ（センターコンソール、メーターバイザー）
◎ ロゴ入りサベルト製 軽量モノコックバケットシート
●マイクロファイバー ステアリングホイール、ルーフライニング、ダッシュボード、センターコンソール
●グレーステッチ インテリア
◎限定車プレート（シリアルナンバー付き）
◎フロアマット
