工事期間中は迂回や公共交通機関利用の検討も
NEXCO中日本では、小田原厚木道路だけでなく東名高速道路でも何カ所かリニューアル工事を行っている。
今回のリニューアル工事では、小田原厚木道路 小田原東IC〜二宮IC間にある、矢作高架橋（下り線）や中村川橋（下り線）の床版取り替え工事などを行う。これらの橋は1979年に開通し、40年以上を経て老朽化が進んでいる。これまで、部分的な補修や補強を繰り返してたが、橋梁構造体の損傷が進み、床版（橋の床部分）下面のコンクリートのひび割れ、剥離、内部鉄筋の腐食などが確認されており、抜本的な対策として、耐久性の高いコンクリート床版に取り替えるものだ。
工事期間中は、走行可能な車線数を2車線から1車線へ規制するため、休日を中心に最大15km、通過に1時間30分（工事を実施していない期間と比べて60分程度の増）以上の渋滞が予測されている。期間中は、西湘バイパスや東名高速道路などへの迂回や、出かける時間の変更、また公共交通機関の利用を検討して欲しい。
渋滞の予測
●平日（上下線）
4月8日（月）〜7月25日（木）の平日では、本工事による渋滞は予測されていない。
7月26日（金）〜8月9日（金）の平日では、6時〜17時に最大10km、通過に1時間（工事を実施していない期間と比べて40分程度の増）以上の渋滞が予測される。
●休日（上り線）
日曜日の夕方を中心に、10時か〜22時に小田原料金所付近を先頭に最大15km、通過に1時間30分（工事を実施していない期間と比べて60分程度の増）以上の渋滞が予測される。
●休日（下り線）
土曜日の昼過ぎを中心に、8時〜19時に二宮IC付近を先頭に最大15km、通過に1時間20分（工事を実施していない期間と比べて60分程度の増）以上の渋滞が予測される。
床版の劣化と取替工事のイメージ。
なお、4月13日（土）、4月14日（日）、4月20日（土）、4月21日（日）、4月27日（土）0時〜5月7日（火）9時の期間は、リニューアル工事に伴う交通規制は行わない。
車線の規制などは工事の時期によって多岐にわたるので、この期間に小田原厚木道路を利用する予定のある人は、工事や交通規制の情報を東名軸大規模工事サイトや道路交通情報板、ハイウェイラジオ、目で見るハイウェイテレホン、みちラジなどで確認しておきたい。
また、工事期間中に所定の迂回ルートを走行し所定のIC を利用して、直通利用よりも通行料金が高くなる場合は、直通利用された通行料金と同額に調整する（事前登録は不要）。あわせて、迂回した人に電子クーポンを進呈する「渋滞減らし隊キャンペーン」も実施する。（写真と図版：NEXCO中日本）
