20代の自動車保険の月額平均相場は？シミュレーション結果を公開！

初めて自分の車を持つことも多い20代。しかし、車を持つには様々な維持費がかかります。その筆頭が自動車保険ではないでしょうか。

20代の自動車保険は決して安いとは言えないのが現実で、「みんなの保険料の月額平均はどれくらいなのか？」と気になる方も多いと思います。

そこで、本記事では20代の自動車保険料をボディタイプ別にシミュレーションした結果を紹介します。また、保険料の節約術なども併せて紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

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20代の自動車保険の月額平均相場

今回は、以下のボディタイプ別に20代の保険料を試算してみました。

ご自身が今お使いのクルマに近いもので参考にしていただければと思います。なお、月額平均額は月払いであると仮定し、5%の割増で計算しています。

1.軽自動車の場合

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2.コンパクトカーの場合

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3.セダンの場合

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4.ミニバンの場合

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5.SUVの場合

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6.スポーツカーの場合

20代の保険料が安い自動車保険ランキング3つ！

ここからは、今回の試算で保険料が安かった損保上位3つを紹介します。

1.アクサダイレクト

まずはアクサダイレクトです。いずれのボディタイプにおいても、最安値を記録しており、保険料の面では非常に使いやすい印象を受けました。

アクサダイレクトの特徴といえば、AXAプレミアロードサービスで、業界最高水準を誇るロードサービスが自慢です。全国1万箇所を超える拠点を持ち、事故・故障の受付は24時間365日行っています。また、ロードサービスセンター指定の最寄り工場までであれば、レッカー移動は無料です。

また、「インターネット割引」と「無事故割引」を合わせて最大2万2,000円の割引を行なっています。

とにかく価格重視の方には一度選択肢にあげていただきたい損保です。気になる方は公式サイト、または一括査定サービスで気軽に試算を取ってみると良いでしょう。

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2.SBI損保

SBI損保も、価格重視の方におすすめの損保です。今回の試算でも、最安値をいくつか出す結果となりました。

インターネット割引と証券発行不要割引を併用すれば、最大1万4,500円の割引が受けられるほか、ロードサービスも充実。全国1万を超える拠点を設け、すべての契約で無料付帯となります。

また、事故受付も24時間365日と万全の体制。9割を超える顧客が満足と答えています。

ご自身の条件で最も保険料が安い損保となる可能性は十分にありますので、こちらも相見積もりの候補として持っておくといいかと思います。

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3.ソニー損保

ソニー損保も今回の試算では他社と比べると保険料はかなり健闘している印象です。

ソニー損保の特徴は、その人気と実績です。国内ダイレクト型損保の中では圧倒的なシェアを誇る損保で、多くのユーザーから支持を得ています。これまでの実績を鑑みれば、安心できるダイレクト型自動車保険と言っていいでしょう。

また、通常であれば保険料が高い20代前半の世代にも、寄り添った保険料で提供しており、その点も高評価です。

安さと安心のバランスの取れた損保で、自信を持ってお勧めできる損保です。

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20代の自動車保険はなぜ高い？

ところで、20代（特に20代前半）の自動車保険料は、他の年代と比べると高いのが事実ですが、その点について疑問に思う方もいるかと思います。

理由としては、以下の2点です。

1.統計的に事故リスクが高いから

そもそも自動車保険は「事故リスクが高い人やクルマ」に対しては、高い保険料が設定されています。

例えば、クルマで言えば、統計的に事故リスクが高いのはスポーツカーです。これは、スピードが出やすい、またはつい出してしまいやすいことが原因の一つと考えられています。実際に、冒頭で紹介した保険料試算でスポーツカーと他の車種の保険料を見比べてみると、保険料はスポーツカーのほうが高いことがお分かりいただけるはずです。

そして、年代でも同じことが言えます。20代、特に前半の方々はまだ運転に慣れていない方も多く、統計的に事故が多いデータが取れています。

以下は、政府統計のデータ「原付以上運転者(第1当事者)の年齢層別免許保有者10万人当たり交通事故件数の推移」です。

このように、事故リスクが高い年代には高い保険料が設定されるため、どうしても20代の保険料は高くなってしまうのです。

また、同じ20代でも、各社の年齢条件となる前半・後半では大きく保険料が異なります。20代後半になると幾分か保険料負担は軽くなりますが、20代前半の場合は大きな保険料負担となることを覚悟しておいた方がいいでしょう。

2.等級が進んでいないから

また、等級が進んでいないことも大きな理由です。自動車保険は保険を使って等級ダウンしない限り、1年1等級ずつアップしていき、割引額が大きくなります。

例えば、等級の上限である20等級では、ソニー損保の場合63%の割引になりますが、スタート時の等級である6等級の場合は13%の割引です。

当然、20代という年代は等級がそれほど進んでいない方が多いため、保険料も他の年代と比べると高く見えるというわけです。

等級はいきなり増えることはなく、安全運転を心がけ、コツコツと毎年上げていくしかありません。そういう意味では、20代は辛抱の時期とも言えます。

20代の自動車保険料を安く抑える方法

最後に、20代の自動車保険料を少しでも安く抑えるための工夫についてお伝えします。

具体的には、以下が方法となります。実践できる余地があれば、ぜひ採用してみてください。

1.車両保険で工夫する

まず、最もインパクトがあるであろう工夫が「車両保険」の設定です。冒頭の試算表を見て分かる通り、車両保険をつけるかつけないかでは、保険料が倍近く変わります。

もちろん、車両保険をつけた方がもしもの時の補償内容は手厚いですし、普段の運転にビクビクしなくていいという副次的なメリットも発生しますので、一概に外した方がいいとは言えません。

ただし、20代は収入に余裕があるとは言えない方も多くいらっしゃると思います。金銭的な面を取るなら、車両保険を外すかどうかは検討する価値があるでしょう。

また、自損事故を対象外とする「エコノミー型」の車両保険もあります（各社によって呼称あり）。エコノミー型は車両保険を外すまで保険料は安くなりませんが、それでも1/4程度の保険料カットにつながるかと思います。

こちらも有効な対策となり得ますので、検討する価値はあるでしょう。

2.ダイレクト型自動車保険と見比べる

次におすすめしたいのが、ダイレクト型自動車保険の検討です。ダイレクト型自動車保険とは、簡単に言えば代理店を通さないで加入する自動車保険です。代理店がない分、保険料が安いのが大きな特徴です。

実際に、今回の試算でも安い保険料結果となった上位3社はダイレクト型自動車保険の3社でした。「どの損保を選ぶか」も保険料に大きく左右する要因ですので、検討する価値ありです。

ただし、注意点が2つあり、ダイレクト型は代理店がつかないため、補償プランを自分で設計する必要があったり、事故を起こした際の保険会社とのやりとりは自分で行う必要があります。とはいえ、各社サポートセンターを用意しており、質問すればオペレーターが丁寧に案内してくれますので、大きな心配はいりません。

もう一つは、20代の場合はダイレクト型自動車保険の方が高い可能性があるということです。先述の通り20代は事故リスクが高いため、各社高い保険料設定をしていますが、ダイレクト型の中には顕著にその傾向が現れている損保もあります。

「ダイレクト型自動車保険の方が安い」と妄信せず、必ず他社の見積もりと比べてみることが大切です。

3.一括見積もり（相見積もり）を行う

自動車保険への新規加入や、乗り換えを検討している場合は、必ず相見積もりを取るのが鉄則です。

同じ補償プランでも、損保ごとに設定している保険料は異なります。そして、保険を日常的に扱うプロでも「どこが最安か」ということは相見積もりを取って調べるものです。

冒頭で示したように、保険会社が変われば数万円安くなることも珍しくありません。そろそろ満期が近づいている方は、今が乗り換えのチャンスですので、一度一括見積もり等を使い、保険料を比較してみるといいでしょう。

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4.等級入れ替えを行う

これは同居のご家族に、20等級などのクルマを持つ親がいる場合に使える方法です。

親世代の年齢は統計的に事故リスクが低く、その分保険料も安くなるよう設計されています。なので、親世代のクルマを6等級して、子世代のクルマを20等級にするほうが、家計全体で見れば安く済むという仕組みです。

状況にはよりますが、ほとんどの場合で数万円単位の節約になるため、こちらも大きな節約効果が見込めると言っていいでしょう。

ただし、等級入れ替えを利用できるタイミングは限られており、今回でいえば子供が新しくクルマを買った時（または、親が新しいクルマを買って、古い方を子供に譲る時）となりますので、ご注意ください。

以下、金額はあくまでイメージですが、等級入れ替えの参考にしてください。

5.年齢条件・運転者の範囲を絞る

年齢条件、運転者の範囲はムダが発生しやすい部分です。

「もしかしたら他人が運転するかもしれない」と初めは広く設定する方もいらっしゃいますが、過去1年の状況はどうでしたでしょうか。そのような機会がほとんどなかった場合、広く構える必要はありません。

運転者の範囲は、使用実態に応じて、ムダのない範囲に絞り込むことが大切です。

6.年払いにする

些細な節約術にはなりますが、月払いよりも年払いの方が5%程度安く済みます。

ただし、貯金を切り崩したくないなど、各人様々な事情があるかと思いますので、状況に応じて実践していただければと思います。

7.安全運転を心がける

最後は中期的な節約術になりますが、とにかく「安全運転をこころがける」ことです。

自動車保険は等級が上がるほと割引率は高くなっていくため、保険を使わない限りは20等級まで保険料は安くなります。

逆に何らかの事故で保険を使うと3等級または1等級ダウンとなり、4等級以下は割引どころか、むしろ割増の対象となります。

もちろん、交通事故は相手方もあることなので、100%回避することはできません。しかし、予防確率を上げることはできます。

コツコツ等級を上げることで保険料は安くなっていきますので、安全運転を心がけましょう。

まとめ

今回試算した結果では、20代前半の自動車保険の月額平均は、20代前半で5000円〜1万5000円、20代後半で3000円〜1万円程度といったところが相場となりそうです。

まだまだ保険料が高い年代ですが、無事故で等級が上がっていけば、今よりも必ず負担は少なくなるはずです。今は辛抱の時期ですが、保険料を抑える工夫を使い、負担を軽減してみましょう。

保険の満期が近い方は、車両保険の付帯状況の変更や、ダイレクト型への乗り換え等で、大幅に保険料をカットできる可能性があります。

見直しにはちょうどいい時期なので、これを機会に一括見積もり等を行ってみてはいかがでしょうか。

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