2024年12月8日(現地時間)、F1世界選手権第24戦(最終戦)アブダビGP決勝がアラブ首長国連邦アブダビのヤス・マリーナ・サーキットで開催され、マクラーレンのランド・ノリスが優勝。2位にはカルロス・サインツ、3位にはシャルル・ルクレールとフェラーリ勢が入ったものの、コンストラクターズ選手権はマクラーレンが獲得することになった。RBの角田裕毅はスタートで失敗して最後尾に落ち、12位まで追い上げるのが精一杯だった。
スタートの波乱でフェラーリに逆転タイトル獲得のチャンスも
マクラーレンとフェラーリのコンストラクターズ選手権争いが注目された最終戦。ポイントでは圧倒的優位に立つマクラーレンだったが、レーススタートで思わぬアクシデントに見舞われた。
フロントロウの一角だったオスカー・ピアストリが、ターン1で、5番グリッドから好ダッシュを見せたマックス・フェルスタッペン(レッドブル)に追突される形でスピン。いきなりポイント圏外に転落したのだ。
この間隙をついてサインツが2番手に浮上。ペナルティもあって19番手グリッドからスタートしたルクレールもいきなり8番手まで上がり、フェラーリに逆転タイトル獲得のチャンスが出てきた。
だが、ポールポジションからレースの主導権を奪ったノリスは盤石だった。サインツとの差を冷静にコントロール。中盤、ハードタイヤへの交換直後に一時的に差が詰まる局面はあったものの、その後は再びリードを広げていく。