グローバル市場にあって、各エリアの動向に沿った開発・供給・販売体制などを強化する「商品・地域事業戦略」を推進している横浜ゴムから、フラッグシップブランド「ADVAN」に、また新しい個性が誕生しました。国産プレミアムSUVの低燃費性能と上質感をさらにグレードアップすることができそうです。
純正装着に対応した、低燃費性能と好バランス
横浜ゴムは2024年度から2026年度までの中期経営計画「Yokohama Transformation 2026(YX2026)」(ヨコハマ・トランスフォーメーション・ニーゼロニーロク)において、「高付加価値」というキーワードに基づく新戦略を展開しています。
そこではグローバルフラッグシップタイヤブランド「ADVAN(アドバン)」、SUV・ピックアップトラック用タイヤブランド「GEOLANDAR(ジオランダー)」、「ウィンタータイヤ」、そして18インチ以上のタイヤの拡販に取り組んでいます。
今回発売する「ADVAN V61(アドバン・ブイ・ロクイチ)」も、その戦略の一環を担うもの。「ADVAN」の新カテゴリー商品として、セールス絶好調の中・大型プレミアム SUVをメインターゲットに設定しています。
国産プレミアムSUVや、やはり国産のBEVおよびPHEV向けに、新車装着用(OE)タイヤとして採用されてきましたが、今回は新たに市販向けサイズを拡大しフルラインアップ化。人気モデルの純正サイズを中心に、17~22 インチの新車装着(OE)用を含めた17サイズを展開する予定です。
OEに採用されるために必要な低燃費性能、バランスなどの要件を高レベルで実現しているのは、横浜ゴムのAI利活用フレームワーク「HAICoLab※(ハイコラボ)」との融合で磨かれたシミュレーション技術。
トレッドパターン、プロファイル、構造に至るまで、「最適解」に基づく専用設計が装着車の魅力を最大限に引き出します。また、コンパウンドには当社独自のゴム混合技術「A.R.T. Mixing」を活用した専用コンパウンドを採用しました。
「ADVAN」ならではの走行性能に加えて、プレミアムSUVに求められる低燃費・低電費性能、操縦安定性、静粛性といった要素を高次元でバランス。市街地走行はもとより、ロングツーリングのシーンなどでも、ゆとりある上質な乗り味を実現しています。