2026年7月1日、ダンロップ(住友ゴム工業)は、スタッドレスタイヤ「ウインターマックス(WINTER MAXX)」の新シリーズとして、氷上性能に振り切った「アイス プロ(ICE Pro)」を同年8月より順次発売すると発表した。

氷上のブレーキ性能は25%、コーナリング性能は9%アップ

画像: ダンロップの新スタッドレスタイヤ「アイス プロ」。

ダンロップの新スタッドレスタイヤ「アイス プロ」。

ダンロップのスタッドレスタイヤ「ウインターマックス」は2012年の誕生以来、氷雪上性能を中心に、すべての性能を満遍なく向上させたバランスに優れたスタッドレスタイヤとして人気を得てきた。だが、ダンロップでは2024年に次世代オールシーズンタイヤ「シンクロウェザー(SYNCHRO WEATHER)」を発売したことから、スタッドレスタイヤの新たなシリーズの追加を検討。冬道で最も危険な氷上路面での性能を高めた製品「アイス プロ」の開発がはじまった。

アイス プロは従来の「全方位の性能バランス」ではなく、氷上性能と相反する一部の性能を犠牲にして氷上性能を限界まで追求したことで、これまでにない確かな氷上パフォーマンスを実現している。

画像: 氷上性能と相反する一部の性能を犠牲にし、氷上性能を限界まで追求した。

氷上性能と相反する一部の性能を犠牲にし、氷上性能を限界まで追求した。

まず、新開発の「ふんばり吸水ゴム」の採用。これまで同社のスタッドレスタイヤは、「除水」をして「密着」することで氷上でもしっかり止まるよう設計されてきた。だがアイス プロは「密着の先」に着目し、低温でゴムの柔軟性を持続させる「低温ふんばり剤」を配合し、ゴムがしなやかに変形し続けて密着を高める作用を生み出した。それにより大きな力が加わっても密着状態を持続できるようになり、このゴムの性能を最大化するため、接地面積を増大させる「新開発プロファイル」と、サイプ量を大幅に増やして除水・エッジ効果を高めた「新開発トレッドパターン」を採用している。

また、タイヤゴムは経年によってタイヤ内部のオイルが抜けて硬化し、氷上性能が徐々に低下していく傾向にある。そこでアイス プロは、このオイル抜けを抑えてゴムの硬化を抑制する「うるおいポリマー」を従来品から増量して配合。これにより柔らかさを維持、新品時だけでなく4年経過しても氷上グリップ性能を持続し、過酷な冬道で長い安心感を提供するという。

画像: 従来品の「ウインターマックス03」と比べて、氷上ブレーキ性能は25%、氷上コーナリング性能は9%もアップした。

従来品の「ウインターマックス03」と比べて、氷上ブレーキ性能は25%、氷上コーナリング性能は9%もアップした。

これらの効果により、従来品の「ウインターマックス03」と比べて、氷上ブレーキ性能は25%、氷上コーナリング性能は9%もアップ。国際的な氷上性能テストに合格した証である、アイスグリップシンボルも取得している。

サイズは、145/80R13から255/45R22まで計99サイズで、軽自動車からミニバン、SUV、スポーツカーまで、多くの車種に対応している。なお、価格は現段階では未発表となっている。また、従来品のウインターマックス03も併売される。

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