ケーニグセグ ジェスコ アブソリュート(KOENIGSEGG JESKO ABSOLUT:2019〜)
ケーニグセグは、1994年にスウェーデンの実業家、クリスティア・フォン・ケーニグセグが設立したハイパーカー メーカーだ。2005年に発表した最初のモデル「CCR」は市販車でのギネス世界記録となる最高速395km/hを記録したり、同社の名を有名にした「アゲーラ(AGERA)」やPHEVの「レゲーラ(REGERA)」などを今までに輩出してきた。現在のラインナップは、ここで紹介するジェスコ アブソリュートとジェメラの2車種となる。
ジェスコ アブソリュート(以下、アブソリュート)は、2019年に発表されたジェスコの発展モデルだ。ジェスコ(JESKO)の車名は、創設者の父であるジェスコ・フォン・ケーニグセグの名に由来する。アブソリュートは、創業以来「世界最速」を追求してきたケーニグセグの究極のモデルでもある。ジェスコに装着されていた巨大なリアウイングを取り外し、リアフード ストレーキを装着。フロントスプリッターなども外し、Cd値は0.278を達成。前面投影面積も1.88平方メートルと小さい。

カーボン製スポーツバケットシートを装着したコクピットはスパルタンそのもの。ハードトップを外せばタルガトップ風になる。
パワートレーンには5LのV8ツインターボエンジンを搭載し、E85(エチルアルコールを85%含むアルコール燃料)を使用すれば最高出力は1600bhp(約1622ps)以上を発生するという。2024年7月には0→400→0km/hの加減速タイムで27.83秒を達成し、これにより現在世界最速の市販車とされている。トランスミッションにはDCTを進化させた、ケーニグセグ オリジナルの9速LST(ライトスピード トランスミッション)を採用。コンパクトで超軽量、しかもDCTでは不可能な飛ばしギアでの変速もできる。
ハイパーカーらしい流麗なボディは取り外し式のハードトップを備える。インテリアもコントラストステッチ入りのレザーまたはアルカンターラで覆われ、カーボン製スポーツバケットシートが装着される。駐車支援システムやリバースカメラ、前後リフトシステムといった利便性を高める装備も充実。そしてケーニグセグのアイデンティティである、手前に引いてから90度回転して開く「ディヘドラル シンクロヘリックス アクチュエーションドア」も、もちろん採用されている。

ジェスコからダウンフォースとドラッグを低減して空力を突き詰めたボディは、Cd値=0.278を達成している。
ケーニグセグ ジェスコ アブソリュート 主要諸元
●全長×全幅×全高:4845×2030×1210mm
●ホイールベース:2700mm
●車両重量:1390kg
●エンジン種類:90度V8 DOHCツインターボ
●総排気量:5032cc
●最高出力:1280ps/8500rpm
●最大トルク:1000Nm/2700-6170rpm
●燃料・タンク容量:無鉛プレミアム・72L
●トランスミッション:9速AMT
●駆動方式:縦置きミッドシップRWD
●タイヤサイズ:前265/30R20、後325/30R21




