2026年9月1日、ブレイズの四輪電動ミニカー「EVクラシック」が、札幌市の定山渓温泉街にて観光用レンタカーとして導入された。札幌市の「定山渓回遊モビリティ実証事業」に基づき、BRJのモビリティサービスの提供車両として、観光地における次世代電動モビリティの有効性が検証される。

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レトロな電動原付ミニカーの可能性を探る

ミニカー(通称:原付ミニカー)は、道路交通法においてはクルマ(普通自動車)として、道路運送車両法上では原付(第一種原動機付自転車)として扱われる車両区分である。軽自動車よりもコンパクトな車体サイズで取り回しが良いことに加えて、原付としてのメリット(車検や車庫証明不要)と、クルマとしてのメリット(最高速60km/h、二段階右折不要)を兼ね備えているため、近年にわかに注目を集めるジャンルとなっている。

画像: KGモーターズのミニカー「mibot」は、累計受注台数2000台以上という大人気モデルだ。

KGモーターズのミニカー「mibot」は、累計受注台数2000台以上という大人気モデルだ。

ブレイズの手がける「EVクラシック」は、1930年代〜60年代のクラシックカーのような車体形状や、往年のブリティッシュスポーツカーを思わせるワイヤースポークホイール、丸目型のLEDヘッドライトなどレトロ感を全面に出したエクステリアが特長だ。一方で、電動モーターを採用しているため、静音かつクリーンな走行を楽しめる。

画像: 「EVクラシック」はタイトなひとり乗りEVだ。静音・排気ガスゼロという特長を活かして、風を感じながらドライブできる。

「EVクラシック」はタイトなひとり乗りEVだ。静音・排気ガスゼロという特長を活かして、風を感じながらドライブできる。

今回は、そんなEVクラシックが札幌市の「定山渓回遊モビリティ実証事業」に採用された。この事業は札幌市、BRJ、一般社団法人定山渓観光協会が連携し、定山渓温泉街での観光回遊促進と新たな移動体験の創出を目的として2026年9月1日から実施されている。

定山渓温泉街は北海道を代表する温泉地の一つで、豊かな自然景観と温泉文化を楽しめる人気観光エリアだが、温泉街に点在する観光スポットへの移動の多くが徒歩中心であるため、回遊性の向上が地域課題として挙げられてきた。そこで、札幌市は定山渓温泉街の歴史ある街並みや豊かな自然景観との親和性があり、静音で排出ガスゼロを誇る「EVクラシック」を活用し、観光客の移動をより快適にする事業を開始することにした。

画像: レトロデザインのEVで、移動を楽しんでもらおうという企画だ。

レトロデザインのEVで、移動を楽しんでもらおうという企画だ。

ちなみに、全国各地でマイクロモビリティシェアサービスを展開するBRJも、定山渓温泉街にて「TOCKLE」ブランドで特定小型原付区分の三輪スクーターのシェアサービスを提供する。この2車種を用いて、観光地における「電動モビリティのレンタルサービス」と「電動モビリティのシェアサービス」の有効性が検証されるようだ。

利用者目線で言えば、乗り捨て運用したい人は6カ所のポートを持つ「TOCKLE」を、レンタカーに乗りたい人は「EVクラシック」を選択すると良いだろう。EVミニカーは、すでにKGモーターズの「mibot」やリーンモビリティの「リーン3」など個人利用向けで注目を集めているが、今後はコンパクトレンタカーとしても普及していくことになるかもしれない。

「定山渓回遊モビリティ実証事業」レンタルサービス概要
【EVクラシック】
料  金:1時間 1000円 / 3時間 3000円(札幌市民割引あり)
貸出場所:心の里 埜のてらす内「フリルフスリフ」
利用条件:普通自動車免許が必要(乗車定員1名、雨天時貸出不可)
【TOCKLE】
料  金:30分ごとに500円 / 3時間パック 1500円
ポート数:6カ所
利用条件:運転免許不要、16歳以上、専用アプリダウンロード

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