面倒なホイール掃除の回数を大幅削減
クルマの洗車は洗車機を使えば簡単で早い。手荒い洗車にしても私はそんなに苦にならない。でも、ホイール掃除はどうだろう。
正直、私は好きになれない。なにがイヤかと言うと長時間しゃがんだままでの細かい作業がかなり腰に負担をかけるからだ。シンプルなデザインのホイールならまだしも、愛車のホイールは複雑なデザインのメッシュホイールなのでさらに掃除に時間がかかる。
もちろん洗車機でもそれなりにホイールはキレイになるが、ホイールの隅は汚れが残ったまま。それでもよいという人もいれば、私のように隅々までピカピカを求める人もいる。
もう少しホイール掃除がラクになる方法はないものか? と模索していたところ、ホイール掃除を劇的に簡素化してくれる商品を発見した!
その名はソフト99の「ホイールダストブロッカー」。商品名からして頼もしいが、推測するに汚れを簡単に落とす商品ではなく、汚れが付かないように予防する商品のようだ。
キレイにお掃除したホイールにスプレーするだけ
ケースの中には、スプレー缶(200ml)1本とウエットティシュのような袋に「コーティング下地処理シート(8枚)」が同梱されている。複数の溶液を使うような面倒な商品ではないのでひと安心。
使い方は簡単で、まずはホイールをキレイに洗い、完全に乾かす。乾いたら付属の下地処理シートでホイールの隅々まで拭き上げる。
次にスプレー缶をよく振り、ホイールから約10cm離してスプレーする。キレイにスプレーするコツは、一カ所に大量にスプレーするのではなく、薄く均一に吹くのがポイントらしい。またスプレー後に拭き取る必要がないのも嬉しい。
スプレー後は完全に乾燥するまで走行してはいけない。また、水や雨がかからないように注意する必要がある。乾燥時間は夏期(気温30°)で20分、冬期(気温10°)で60分ほどかかる。
実際にホイールにスプレーすると、ホイール表面が白っぽくなり、液ダレも発生。
「失敗したのか?」と不安になりながらも、そのまま作業を続行。1時間ほど乾燥させホイールを確認してみると白っぽかった表面は無色透明になり、まるで濡れているようなツヤが確認できる。液ダレした部分も乾燥したことでフラットな表面になっていた。
まるでボールのように水を弾く
見た目もツヤツヤになり、とても満足のいくレベルだ。
だが、重要なのはコーティングしたことで「どのような効果をもたらすのか」だ。
さっそくホイールに水を垂らしてみると、ホイールに当たった水がまるでボールのようにコロコロと弾かれていく。ウソのようだがホイール表面にはまったく水が残らず、すべてボールのように転がり落ちていくから不思議だ。メーカーによるとコーティングの耐久期間は約1000km、または2ヵ月以上だという。
コーティング後は絶対に手で触ったり、ウエスで拭いたりしてはいけない。触れてしまうと、その部分だけコーティングが簡単に剥がれてしまうからだ。また、高圧洗浄機や洗車機、タイヤクリーナーなどもコーティンが剥がれる原因になるので注意しよう。
施工してからすでに500km以上走行しているテスト車のホイールを雨天時に確認した。
まわりに駐車しているクルマのホイールは、当然のごとく雨で濡れている。しかし、テスト車両のホイール表面は0.5mmくらいの小さい水滴が数点付着しているだけで、ブレーキパッドなどによる汚れもほとんど付着していない。コレはいい! かなりオススメできる商品だ。