アウディAGがAudi Sportカスタマーレーシングによる市販モデルのアウディR8と構成部品を使ったレーシングカーを発表した。このアウディR8 LMS GT4は、今年末には最初の顧客に届けられるように開発を続けるという。
画像: Audi R8 LMS GT4。市販車との共通部品を使うことでユーザーには大きな経済的メリットが生じる。

Audi R8 LMS GT4。市販車との共通部品を使うことでユーザーには大きな経済的メリットが生じる。

ニュルブルクリンク24時間レースで実戦デビュー

アウディAGは「Audi Sport」を立ち上げて、このところモータースポーツの分野でこれまで以上に活発な動きを見せているが、生産モデルをベースにした新たなレーシングカーを発表した。

Audi Sportカスタマーレーシングの手による「Audi R8 LMS GT4」で、市販のアウディR8 クーペ V10がベースになっており、実に60%以上もの構成部品が共通で生産工場も同じだという。初参戦するレースは5月25日〜28日に行われるニュルブルクリンク24時間レースで、ヨーロッパで発足したGT4カテゴリーは今後は世界に広がることになる。

Audi Sportは今後2017年シーズンで最終認証レベルに到達してレース出場申請ができるように開発を続けるという。そして年末までに、Audi R8 LMS GT4が最初の顧客に届けることを計画している。

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