クルマに関するマニアックなクイズを、月〜金の毎朝7:30に出題する自動車マニアッククイズ、通称クルマニQ。初級/中級/上級/マニア級のうち、今回は「中級」の問題をどうぞ。
1980年代後半から1990年代初頭にかけて、日産は「パイクカー」と呼ばれる、大量生産を前提とせずに遊び心のあるクルマを何車種か発売し、どれも人気を博しました。
では、日産のパイクカーは何車種作られたでしょうか?
日産のパイクカーは、何車種作られた?
正解は、3の「4車種」でした。
第一弾は「Be-1」。1985年の東京モーターショーに参考出品されて人気を呼び、1987年に発売されました。ベースは初代マーチ。限定1万台でしたが、2カ月で予約完了という好評ぶりでした。
第二弾は「PAO」。1987年の東京モーターショーに参考出品され、1989年に発売されました。これもベースは初代マーチ。3カ月限定の受注生産でBe-1を上回る5万台以上の申し込みがあり、納期は最長で1年半だったそうです。
第三弾は「S-Cargo(エスカルゴ)」。PAOと同様、1987年の東京モーターショーに参考出品され、1989年に発売されました。ベースはパルサーバン。1989年1月〜1990年12月の受注生産で、1万台以上が販売されました。
第四弾は「フィガロ」。これもベースは初代マーチですが、これのみターボ付き。電動オープントップや本革シートを採用した、オシャレなコンパクトカーでした。2万台の限定で、購入者は抽選で決定されました。
日産では、この後も「ラシーン」のようなユニークなモデルや、オーテックジャパンがマーチをレトロ風にカスタマイズした「ボレロ」などを発売しています。
これらのルーツが、ここで紹介したパイクカーと言えるかもしれません。