現在、日本では31ブランドの輸入車を購入することができる。この連載企画ではその中から超プレミアムなモデルをセレクトして紹介する。まずは「ロールスロイス」からで今回は「ファントム」だ。(Motor Magazine Mook「輸入車年鑑 2017」より)
贅沢な6.75LのV12エンジンを搭載
ファントムは1920年代からの伝統を引き継ぐロールスロイスを代表するモデル。そして、BMW傘下になって最初にリリースされたのがこのファントムで、新生ロールスロイスのフラッグシップだ。
搭載するのは6749ccの自然吸気V12DOHCエンジンで、最高出力460ps/最大トルク720Nmである。全長5840mmにもなる巨大なサルーンだが、0→100km/h加速は5.9秒で駆け抜ける。
新しい時代のロールスロイスを象徴するモデルとして認知され、今の成功の礎となった。そして、この2月に14年に及ぶ生産を終了しており、次期モデルの登場が期待されている。日本における販売も在庫がなくなるまでということになる。
○注目ポイント:BMW傘下で生産された最初のロールスロイスでありながら、エクステリアからインテリアまで同ブランドのエッセンスと伝統をしっかりと身につけているのが何とも素晴らしい。
ロールスロイス ファントム 主要諸元
全長:5840(6090)×1990×1640mm
搭載エンジン:6.8L V12DOHC
最高出力:460ps/5350rpm
最大トルク:720Nm/3500rpm
駆動方式:FR
トランスミッション:8速AT
車両価格:51,670,000円(ファントム)〜59,950,000円(EWB)