モンツァに続いてニュルでも優勝
世界でもっとも難易度の高いサーキットであるニュルブルクリンク・ノルドシュライフェ(ドイツ)で開催されたWTCC第4戦ドイツラウンドにおいて、ポールスターシアンレーシングのテッド・ビョーク(ボルボS60)がレース1(オープニングレース)で、ニッキー・カッツバーグ(ボルボS60)がレース2(メインレース)で優勝を飾った。
この結果、ニッキー・カッツバーグはドライバー選手権でも首位に立ち、またテッド・ビョークは8ポイント差の3位につけている。
「すばらしいレースでした。クルマはレース2のために完璧にセットアップされていたので、前に出てレースをコントロールすることができました。ニュルブルクリンクは大好きなサーキットで、ここで優勝することは私のキャリアにおいて大きな経歴になります。またチームは目標だった選手権の首位に立つことができました。シーズン最後までこの調子を保ちたいと思います」とニッキー・カーツバーグ選手は語った。
またテッド・ビョーク選手は「いいスタートが切れたので最初のコーナー手前で6番手から3番手まで浮上しました。その後も好調で、スリップストームを利用して最高の勝利を挙げることができました。モンツァに続いてニュルブルクリンゥで優勝できて本当にうれしい」とコメントした。
この勝利にポールスターモータースポーツ部門の責任者アレクサンダー・ムルドゼフスキー・シェドビンは「この週末は歓びに満ちていました。私たちは、ボルボのレーシングカーとロードカーの開発のためにこのサーキットで多くの時間を費やしてきました。その経験をこのような形で活かすことができ、本当にうれしく思います。ニッキー、テッド、ネストール、そしてチームの全員はすばらしい活躍をみせてくれました。世界タイトル獲得のためにこの調子を継続したいと思います」と語った。