現在、日本では31ブランドの輸入車を購入することができる。この連載企画ではその中から超プレミアムなモデルをセレクトして紹介する。第27回目は「BMWアルピナ B7 ビターボ」だ。(Motor Magazine Mook「輸入車年鑑 2017」より)
早くもデビューした新型B7
BMWが新型7シリーズを上陸させたのは2015年10月。アルピナはそのわずか5カ月後にB7 ビターボをモデルチェンジして日本に導入している。開発は重複して行われたと考えるのが自然で、これこそまさに両社の長いパートナーシップを物語る事柄と言えそうだ。
新型B7ビターボが搭載する4.4L V8ツインターボは、B6ビターボシリーズに搭載されるユニットから、さらに高回転化を図りパワーアップ。608ps、800Nmを実現した。0→100km/h 加速は4.2秒、巡航最高速度は330km/hとされている。
今のところロングボディ単一でFRモデルのみだが、先代B7のように標準ボディや4WDのオールラッドなど、バリエーション展開を増やしていく可能性にも期待したい。
注目ポイント:新型7シリーズはダイナミックダンパーコントロールから後輪操舵まで数々の制御技術を採用するが、それらにもアルピナ独自の味付けがなされ、快適性と運動能力を高めている。
BMWアルピナ B7 ビターボ 主要諸元
全長×全幅×全高:5250×1900×1505mm
搭載エンジン:4.4L V8ツインターボ
最高出力:608ps/5750-6250rpm
最大トルク:800Nm/3000-5000rpm
駆動方式:FR
車両価格:23,950,000円