現在、日本では31ブランドの輸入車を購入することができる。この連載企画ではそれをジャンル毎に紹介していく。現在はSUVにスポットを当てており、今回は「ポルシェ マカン」をピックアップした。(Motor Magazine Mook「輸入車年鑑 2017」より)
幅広い選択肢がある
カイエンの弟分として2014年1月に日本で発表されたマカンは、現在、ポルシェ販売の4割を占める大ヒットモデルとなった。
その魅力はまずポルシェとしては手頃な車両価格であることが大きいが、それとともに日本の交通事情にも合った比較的手頃なサイズであることもアピールしているに違いない。とは言うものの全幅は1925mmもあるので、狭い駐車場などでは気を遣うこともあるだろう。
搭載エンジンは実に多岐に渡り、最高出力252psの2L直4DOHCターボから、最高出力440psの3.6L V6DOHCツインターボまで5種類もある。車両価格も685万円から1160万円までと幅があるので、用途と予算に応じて選ぶことができる。その辺りもヒットの要因だろう。
注目ポイント:マカンはカイエンよりもコンパクトで低重心。さらにグレードによっては200kg以上も軽いので、同じSUVだがカイエンよりかなり機敏に走る。運動性能を求めるならマカンだろう。
ポルシェ マカン 主要諸元
全長:4680 ~4700mm
搭載エンジン:2L直4ターボ/3L V6ツインターボ/3.6L V6ツインターボ
駆動方式:4WD
トランスミッション:7速DCT
車両価格:6,850,000~11,600,000円