現在、日本では31ブランドの輸入車を購入することができる。この連載企画ではそれをジャンル毎に紹介していく。現在はスポーツカーにスポットを当てているが、今回は「ポルシェ ボクスター」をピックアップした。(Motor Magazine Mook「輸入車年鑑 2017」より)
初代モデルはポルシェの救世主
ポルシェ914以来のミッドシップカーとして初代ボクスターがコンセプトカーで登場したのは1993年。当時ポルシェの経営状態はよくなかったが、これが1996年に市販されると人気となり、結果として会社を救うことになった。
現行モデルは3世代目でケイマン2代目より半年早い2012年3月に発表。そしてフェイスリフトを受けたのはケイマンと同時期で、搭載エンジンは2L水平対向4気筒ターボ(最高出力300ps /最大トルク380Nm)と2.5L水平対向ターボ(最高出力350ps /最大トルク420Nm)の2種だ。
ケイマン同様、総合的な運動性能は高まっており、さらにオープンボディは実にスタイリッシュ。ケイマンと同じように、お買い得感があると言っていい。
注目ポイント:ボクスターとケイマンはフロント部分のコンポーネントを911と共用。車両価格は911よりも低く設定されているが、その内容は911と同等レベルと言ってもいいお買い得車なのだ。
ポルシェ 718ボクスター 主要諸元
全長×全幅×全高:4385×1825×1280mm
搭載エンジン:2L対4ターボ/2.5L対4ターボ
駆動方式:MR
トランスミッション:6速MT/7速DCT
車両価格:6,580,000~9,044,000円