いま新車マーケットでの人気ジャンルは何と言っても“SUV”だろう。そして各メーカーから続々と魅力的なニューモデルがデビューしている。この連載企画ではそうした人気SUV、ブランドなりのこだわりを持つ“プレミアムSUVとクロスオーバー”を順次紹介していく。今回は「フィアット500X」だ。(Motor Magazine Mook「プレミアムSUV パーフェクトブック 2017-2018」より)
SUVでもチンクエチェントらしさに溢れる
世界中で大ヒットしている新世代フィアット500のファミリーモデルとして2014年に誕生(欧州にはMPVやワゴンなど多くの派生車種が存在する)。日本でも、さっそく2015年から販売が開始されている。
500ファミリーの一員としてルックスはもちろん500譲りであるが、その中身はジープ レネゲードと共通する部分が多く、どちらも同じイタリアの工場で生産されている。ジープブランドを擁するクライスラーとフィアットが合流したことで生まれたモデルなのだ。
エンジンは1.4L直列4気筒ターボのみの設定だが、FFモデルは6速DCTと組み合わされて140ps/230Nm、4WDモデルは9速ATと組み合わされて170ps/250Nmを発生するようにそれぞれのチューニングを変えている。
フィアット500X
全長:4250~4270mm
全幅:1795mm
駆動方式:FF/4WD
JC08モード燃費:13.1~15.0km/L
乗車定員:5名
搭載エンジン:1.4Lガソリン
日本デビュー:2015年9月29日
車両価格:2,883,600〜3,391,200円