特別なクルマの特別な仕様
メルセデス・ベンツのラインナップにおいて、Gクラスは特別な存在だ。なぜなら1979年のデビュー以来、基本的なスタイリングはそのままに人気を保っているからだ。しかも、その人気はライフスタイルに特別なこだわりを持つユーザーを中心に支えられているのだ。世界を見渡してもGクラスのようなモデルは他にない。
さて、今回の特別仕様車だが、まず「メルセデスAMG G63 Exclusive Edition」を見てみよう。これは「G63」をベースで、通常は設定のないマットカラー“モンツァグレーマグノ”を特別外装色とした。
さらに“ダークアルミニウムサイドスリップ”や“マットブラックペイント21インチAMG 5ツインスポークアルミホイール”を採用して、迫力あるスタイリングを実現した。インテリアは“designoエクスクルーシブ”として、レッド、サンド、ブラックの3色を用意。さらに“AMGカーボンファイバーインテリアトリム”も採用している。車両価格は2300万円(ベース車の329万円高)で全国限定63台だ。
もう1台の「メルセデス・ベンツ G350d designo manufaktur Edition」は「G350d」をベースに、ボディカラーは特別色の“マグマレッド”、“designoミスティッックホワイトⅡ”、“オブシディアンブラック”の3色が用意された。どれも随所にブラックのアクセントが入れられている。
また、インテリアにはシートやハンドル、シートベルトなどにレッドのアクセントが入る。そして、センターコンソールには「designo manufaktur Edition」のロゴ入りトリムが採用されている。こちらの車両価格は1269万円(ベース車の189万円高)で全国限定200台だ。
今回の特別仕様車はGクラスであっても、さらにスペシャルなものを求めるユーザーにとってはいい選択になるだろう。そもそもが高額ではあるが、プラスされる装備から考えるとお買い得はある。