(文と写真:MazKen)
2018シーズンはルール変更で、より飛行が楽しめる!
究極の三次元モータースポーツ、レッドブル・エアレース・ワールドチャンピオンシップ。2018シーズンは、2月2日にアラブ首長国連邦(UAE)のアブダビで開幕する。
これに先立ち、昨年シリーズチャンピオンという偉業を達成した室屋義秀選手のキックオフ ミーティングが、1月18日に東京で行われた。
今シーズンも「チーム ファルケン」から参戦する室屋選手。
ミーティングでは、まず昨シーズンの裏話を披露。
そして今シーズンから旋回中の加速度が10Gを0.6秒以上オーバーしても即失格でなく、2秒のペナルティタイム加算になるルール変更により、最後まで飛行を楽しんでもらえるようになった。ただし12Gを超えた場合は失格となる。
「チーム ファルケン」の体制としては、要となるチームテクニシャンにP. ゴーティエを採用したこと。機体は新しいエンジンカウルやウイングレットを、早ければ4月21日開催の第2戦カンヌ(フランス)大会から試すことなど、最強のチームをさらに最強にする具体策の説明があった。
一方、室屋選手が拠点としている「ふくしまスカイパーク」をリニューアルし、2025年までに中小航空機メーカーを誘致するだけでなく、日体大とのコラボでパイロット養成所を開設するなど、航空文化・産業・人を育成するプロジェクトについても熱く語った。
なお、2018シーズンの大会スケジュールは以下のとおり。3年連続で開催されていた千葉大会だが、現時点では開催が未定。1月中には、なんらかのアナウンスがある予定だ。
第1戦 2月2日(金)、3日(土) アブダビ(アラブ首長国連邦)
第2戦 4月21日(土)、22日(日) カンヌ(フランス)
第3戦 5月26日(土)、27日(日) ヨーロッパ(開催地は後日発表)
第4戦 6月23日(土)、24日(日) ブダペスト(ハンガリー)
第5戦 8月4日(土)、5日(日) アジア(開催地は後日発表)
第6戦 8月25日(土)、26日(日) カザン(ロシア)
第7戦 10月6日(土)、7日(日) インディアナポリス(米国)
第8戦 11月 アジア(日程と開催地は後日発表)