2018年1月29日、三菱自動車はアウトランダーPHEVの欧州市場における販売台数が、2013年10月の発売以来、約4年で10万台を突破したと発表した。現在、同社の欧州における販売の10%以上をアウトランダーPHEVが占めているという。
北ヨーロッパ諸国でとくに人気
アウトランダーPHEVは2013年に登場している。三菱自動車の四輪制御技術と電動化技術の粋を集めたSUVとしてデビュー当時から世界で注目されていたが、とくに欧州北部の諸国で人気となっていた。
これは当地でPHEVが税制面で有利であることが大きいが、それも4WDであることによる走破性の高さやクルマそのものの完成度の高さがあってこそである。また、比較的長距離をEV走行できるPHEVは、ガソリンスタンドが近くにない豪雪地帯などで使い勝手がいいということもあるだろう。
そして、欧州において2013年10月に発売を開始して以来、4年あまりで10万台を突破した。また、イギリス、ノルウェー、スペインにおいてアウトランダーPHEVは2017年プラグインハイブリッド部門の販売台数でトップだった。
欧州34カ国の累計販売台数(2013年10月から2017年12月)ベスト10は下記のとおりだ。
1位:イギリス 34,108台
2位:オランダ 25,399台
3位:ノルウェー 13,429台
4位:スウェーデン 9,957台
5位:ドイツ 6,743台
6位:フランス 2,580台
7位:スペイン 1,941台
8位:スイス 1,321台
9位:ポルトガル 795台
10位:ベルギー 725台