自動車の歴史を振り返るWebモーターマガジンのオリジナル企画「今日は何の日?」。1月29日はランサーエボリューションⅧ(8)が発表された日。今から15年前、2003年にタイムスリップ。

ランエボⅧてどんなクルマ?

2001年にはランサーエボリューションⅦ(7)、2002年にはランサーエボリューションⅦ GT-Aが発売、それに続くモデルがランサーエボリューションⅧ(ランエボⅧ)だ。ちなみに、ランエボⅦ GT-Aの発表日も1月29日だ。

2000年に三菱自動車はダイムラー・クライスラーと資本/業務提携、このモデルは新生三菱自動車のデザインアイデンティティをフロントグリルに盛り込み、スリーダイヤロゴを中央の台座に配した新しい顔にしている。

エンジンスペックは280ps(従来同様)/40.0kgm(従来プラス1.0kgm)。さらにランエボシリーズ初となる、クロス化された6速MTを採用(GSR)。モータースポーツ用ベース車両となるRSグレードには、6速MTと5速MTの2仕様を設定した。

オールホイールコントロールシステムは新たに「スーパーAYC」を採用。これは、デファレンシャル機構をベベルギヤ式から遊星ギヤ式に変更することで、後輪左右のトルク移動量を従来の AYC に対して約 2 倍に増大させることにより、旋回性能とトラクション性能を同時に向上させた。

軽量化も実施。GSRは、6速MT化による重量増加10kgを相殺してほぼ同等の重量を達成、RS(5速MT仕様)は従来車の同じ仕様との比較で約20kgの軽量化を達成した。

画像: ランサーエボリューション VIII GSR 。スリーダイヤをあしらったフロントグリルの台座は、ファンの間で「富士山」と呼ばれた。

ランサーエボリューション VIII GSR 。スリーダイヤをあしらったフロントグリルの台座は、ファンの間で「富士山」と呼ばれた。

画像: リヤスポイラーは、CFRP(カーボン繊維強化樹脂)を水平翼/垂直翼の全面に 4 ドア量産セダンとし て世界初採用。

リヤスポイラーは、CFRP(カーボン繊維強化樹脂)を水平翼/垂直翼の全面に 4 ドア量産セダンとし
て世界初採用。

画像: 270km/h フルスケールスピードメーターを採用。リミッターは180km/hで作動した。

270km/h フルスケールスピードメーターを採用。リミッターは180km/hで作動した。

画像: RECARO 社製フルバケットシート。エンボス加工を施した光沢のあるブルー系のニット生地を採用。

RECARO 社製フルバケットシート。エンボス加工を施した光沢のあるブルー系のニット生地を採用。

車両価格(当時)

GSR 6速MT 329万8000円
RS 6速MT 316万円
RS 5速MT 274万円

2003年【平成15年】には何があった?

ニュース
●六本木ヒルズ オープン
●地デジ放送開始
●朝青龍が横綱に昇進

ヒット曲
●世界に一つだけの花 SMAP
●さくら(独唱) 森山直太朗
●HERO Mr.Children

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