ジュネーブ国際モーターショーは、大手の自動車メーカーだけではなく数多くのデザイン・スタジオが参加し、それぞれエレガントなコンセプトカーを出品するのが特徴だ。そのひとつであるピニンファリーナは、ゼロエミッションの次世代グランツーリスモのコンセプトとなる「HK GT ピニンファリーナ」を発表した。
ピニンファリーナが提案する究極のGT
これはモーター駆動の4座クーペ。ガルウイングドアを採用したアルミのボディはピニンファリーナらしい優美さを備えている。
バッテリー出力は800kW以上で最高速度350km/h、0→100km/h加速はわずか2.7秒という驚くべきスペックを誇るという。電池は38kWhしか搭載しないので、純粋なEV航続距離は160㎞に留まるけれど、レンジエクステンダーを併用することで1000㎞以上の航続距離を実現するという。ちなみにレンジエクステンダーは内燃エンジンだけでなく、燃料電池やガスタービンも想定しているとか。
EVになってもグランツーリスモは、クラシカルなロングノーズのフォルムのままというのがピニンファリーナの提案なのだろう。まったくもって賛成したいと思う。