4月21〜22日、フランスのカンヌで開催されたレッドブル・エアレース第2戦。優勝したのはオーストラリアのマット・ホール選手。室屋義秀選手は決勝のファイナル4まで進んだが惜しくも表彰台を逃した。(Photo:Red Bull Content Pool)
フランス初開催のレースに8万3000人の観衆が興奮!
究極の三次元モータースポーツ、レッドブル・エアレース・ワールドチャンピオンシップ 2018。第2戦は4月21〜22日、地中海に面したフランスのカンヌで開催された。
アブダビでの開幕戦を2位と好発進した室屋義秀選手、21日の予選は6位。22日の決勝では、まずラウンド14でP.マクロード選手(カナダ)、続くラウンド8でM.プラジョー選手(フランス)を破り、開幕戦に続きファイナル4に進出。
だがファイナル4の最中に横風が突然吹いて機体の体制が崩れ、それを修正したものの既にゲートに侵入していたためにインコレクト・レベル・フライング(水平ではない飛行)のペナルティ2秒が加算され、残念ながら4位に終わった。
優勝したのはファイナル4で最初に飛んだマット・ホール選手(オーストラリア)。2位はM.ドルダラー選手(ドイツ)、3位は第1戦で優勝したM.グーリアン選手(アメリカ)だった。
2戦終了時の総合ポイントは、1位がM.グーリアン選手の24点、次いでM.ホール選手の21点、そして室屋選手は19点で3位となっている。
レース後、室屋選手は「今日は良く飛べたと思います。ファイナル4では急にかなり強い風が横から入り、パイロンに接触しそうになって避けた結果のペナルティでした。レースにはこのようなことはつきものですので、パイロンヒットしなくて良かったと思います。チームは良い状態ですので、次戦の千葉大会では良い結果が出せると思います。ぜひ期待してください」とコメントした。
次戦は5月26〜27日、いよいよ千葉大会。2016、2017と2連覇している室屋選手の3連覇はなるか。期待は高まるばかりだ。